児童の両膝をタオルで縛り、背もたれに画鋲(がびょう)を貼り付けた椅子に座らせたとして、神戸市教育委員会は16日、市立神の谷小学校(同市須磨区)の女性教諭(38)を戒告の懲戒処分にしたと発表した。女性教諭は「前から児童を注意していた。感情をコントロールできなかった」と説明したという。児童にけがはなかった。処分は同日付。 市教委によると、4年の担任だった女性教諭は4月27日午後3時過ぎ、授業で座る姿勢が悪かった児童に対し、両膝をタオルで縛り、背もたれに粘着テープで画鋲2個を貼り付けた椅子に座らせたという。同日夜、親からの連絡で発覚した。 また、市教委は今年3月に、給食の食器類を返す順番を守らなかった児童のほおを平手で1回たたいた市立本山第一小学校(同市東灘区)の男性教諭(29)について、16日付で戒告の懲戒処分にした。