津市の社会福祉法人が運営する障害者支援施設「カザハヤ園」の男性職員(36)が、知的障害のある入所者の男性(36)を数回蹴ったとして、市が虐待と認定し、三重県に報告していたことが4日、県への取材で分かった。男性にけがはない。 県によると、職員は7月1日の夜勤中、1階の入り口付近で寝そべって動かない男性に移動するよう促したが応じず、尻を数回蹴ったという。 別の職員が防犯カメラをチェックすると、暴行の様子が写っていた。男性職員も暴行を認めている。施設は入所者の男性と家族に謝罪した。ほかに虐待と認められる行為は確認されていない。