南青山(東京都港区)に児童相談所を建設する計画。一部の地域住民が強く反対しており、12月14、15日に開かれた住民説明会では、「土地の価値を下げないで」などの発言も飛び出すなど、再び注目を集めている。 地域に「異質な人」が入ることを住民は嫌がりがちだ。ホームレスの人の支援を30年以上続ける、東八幡キリスト教会(北九州市)の牧師・奥田知志さんも数年前、同じような反対にあった。 理事長を務める認定NPO法人「抱樸(ほうぼく)」で、ホームレスの人らを対象とした支援付住居施設「抱樸館北九州」を建設しようとしたところ、「治安や秩序が乱れる」「地価が下がる」などの理由から住民による反対運動が起きたのだ。 施設は、住民説明会を何度も重ねるなどした末、2013年に開所。今では、協力してくれる住民も出てきたという。 今年11月、都内であったNPO法人監獄人権センターのトークイベントに出演した奥田さんは、「よ