独立行政法人評価に関する有識者会議国立病院WGの会合が16日に開かれ、国立病院機構が2019年度の業務実績などを示した。「診療事業(国の医療政策への貢献)」に関しては、「精神科医療への対応」を含めた自己評価を5段階で2番目に高い「A」と記載。依存症対策については、全国拠点となっている久里浜医療センターを取り上げ、国のゲーム障害治療政策に「大きく寄与している」などとした。【新井哉】 依存症への対応を巡っては、久里浜医療センターが18年度に厚生労働省の依存症関連事業として、ゲーム・ネット依存に関する包括的な情報を把握するための実態調査を行い、19年度に調査結果を取りまとめていた。その調査結果などに基づき、ゲーム障害の診断ガイドラインの作成などに取り組んでいる。 (残り612字 / 全943字)