「全日本私立幼稚園連合会」で、およそ4億円の資金が使途不明になっている問題。関連団体の公益財団法人でも、1億4000万円の資産の不適正な出入金が繰り返されていたにもかかわらず、2年度にわたって監査で見逃し、事実と異なる内容の報告書を内閣府に提出していたことが新たに分かりました。公益財団法人は、組織の立て直しを図る必要があるとして、みずから内閣府に公益認定の取り消しを申請したということです。 全国およそ7500の私立幼稚園が加盟する「全日本私立幼稚園連合会」では、昨年度までの4年間で、およそ4億円の資金が使途不明になり、幼稚園連合会は、香川敬前会長と元事務局長を業務上横領などの疑いで刑事告訴しています。 元事務局長は、関連団体の公益財団法人「全日本私立幼稚園幼児教育研究機構」の口座も管理していましたが、この団体でも、定款で定められた理事会などの承認をえないまま、1億4000万円の資産の不適正