2010年01月17日 15:55 データを無視する中央官庁 日本政府の各役所は毎年多額の費用と、関係者の無償の協力という犠牲の下に非常に多くの統計データを収集している。 しかし、それが施策に活かされることはほとんどない。特に医療政策に於いてはそれが著しく、厚労省の担当官の勝手な思いこみや妄想によってデータに反した政策立案が行われてきた。施策に不都合なデータは隠蔽され、あるいは都合よく加工されることも少なくない。 これら統計情報データは、かつては各官庁の独自の管理下に公開されてきたが、さすがに問題が多く、旧政権下で昨年から一括して「政府統計の総合窓口」(e-Stat)のページで公開されることとなった。 しかし、相変わらずである。 (付記有り) たとえば、昨年11月26日に概要が取りまとめられた厚労省の平成20年度医療施設(静態・動態)調査・病院報告は統計表がいまだにe-Stat上に公開され