『HOW TO BLOW UP』( 公開中) 原作は、気候変動学者アンドレアス・マルムの著書『パイプライン爆破法 ─ 燃える地球でいかに闘うか』。環境破壊に人生を狂わされたZ世代の環境活動家たちが、石油パイプラインを破壊する大胆な作戦を実行する。全米では昨年公開され、スマッシュヒットに。Photo: ©Wild West LLC 2022 過去250年の歴史において、社会主義的ムーブメントの成功例には、必ず何らかの形で計画された「物の破壊活動」が入っていたという事実があります。気候危機においても果たしてそれは有効なのか─それが、原作とこの映画がともに問いかけていることです。私自身も気候危機を、現在における最も大きな社会問題だと感じているので、今作を制作するにあたっての最大のモチベーションは、「自然界が崩壊し、我々がそこで生きることができなくなってしまう状況への恐れ」でした。 気候危機に関し
![映画やアートは無力感を払拭できる【MY VIEW│ダニエル・ゴールドハーバー】](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f9af951cda5135fcd232fee9b612fa6ec033b273/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmedia.vogue.co.jp%2Fphotos%2F667e4ecf0b44b2dc80fda86a%2F16%3A9%2Fw_1280%2Cc_limit%2F1-my-view-vogue.jpg)