【9月24日 時事通信社】社会主義国キューバで、愛好家によるコスプレイベントが毎月開かれるほど、日本アニメがブームとなっている。韓流ドラマのファンも多く、アジアの大衆文化が現地の人々の人気を二分している。 コスプレイベントの参加者は、古着を利用して衣装を自作。人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」の主人公などに扮(ふん)し、出来栄えを競うコンテストもある。「かつては映画館を会場にしていたが、入り切らなくなった」と主催者のエンリケ・マジョさん。参加者は年々増え、今では毎回1000人前後が集まる人気イベントだ。 「遊戯王」など日本アニメを収録したDVDの売れ行きも好調。首都ハバナの目抜き通りに店舗を構えるアルド・オアリェスさんは「10代の若者に人気が高い」と笑顔を見せる。かつてドラマ「おしん」を放映したキューバ国営放送は、たびたび日本のアニメ番組を放送し、人気拡大に一役買っている。 一方