Wapoのエズラ・クラインのブログでDylan Matthewsがそう題したエントリを上げている(マンキューブログ、デロングブログ経由;原題は「Where does the Laffer curve bend?」)。 Matthewsは表題の質問を各識者にぶつけ、得られた回答を同エントリにまとめている。以下に拙訳で紹介してみる。 税制の専門家 ・エマニュエル・サエズ(Emmanuel Saez)、カリフォルニア大学バークレー校 税収を最大化する税率tはt=1/(1+a*e)で表される。ここでaは所得分布のパレート・パラメータであり(米国の場合は1.5。計測は容易である)、eは公表所得の1-tに対する弾力性で、サプライサイド効果を示す。eに関する最も適切な推計値は0.12から0.40の間にあるので(後述の論文の結論部参照)、e=0.25は妥当な推計値のように思われる。するとt=1/(1+1.