タグ

ブックマーク / matsuo-tadasu.ptu.jp (8)

  • 景気対策のアイデア(消費税税率操作と資産課税) 松尾匡のページ 02年8月13日

    松尾匡のページ 02年8月13日 景気対策のアイデア 景気対策は必要である: 昨日のエッセーでも書いたように、たとえ供給構造改革の必要性を認めたとしても、そのもたらす将来像をまっとうなものにするためには、現在の不況から目をそらすわけにはいかない。現在の不況の原因が総需要不足であることは明らかなのだから、早急に何らかの総需要拡大政策が取られるべきである。 しかし財政政策は有効でなくなっている: しかし、これまで通りの公共事業等の財政政策は、すでに有効性を失っている。様々な論者がそのことを論じてきたが、いずれも現在の日では現実にあてはまっていると思われる。 すなわち、ざっと以下のような理由である。 「リカードの中立命題」 財政拡大政策の結果、財政赤字が拡大すると、人々は将来の増税を予想して、それに備えて貯蓄を増やすために、消費需要が減ってしまう。それによって、総需要拡大の足がひっぱられてしま

    API
    API 2014/11/19
    なんとなくこれ思い出した。「『不況の経済学』で小野善康が唱えていた。S=Y-C だから、所得税増税して消費税減税すれば貯蓄への増税になる」
  • 日本経済学会で聞いた発表を日常用語で解説してみる

    松尾匡のページ11年5月27日 日経済学会で聞いた発表を日常用語で解説してみる 5月21日、22日の日経済学会春期大会に出席するために、熊学園大学へ行ってまいりました。 今回もプチ受難とドジのタネは尽きず、会場に着くやいなや、ちゃんと荷物を持っているにもかかわらずリムジンバスに置き忘れたと思い込み、すんでのところで、会場運営に忙殺されている熊学の坂上智哉さんに迷惑をかけるところでした。すみませ~ん! m(_ _)m しかし一番プチ受難につきあわせてしまったのは、大学院時代の後輩の、神戸国際大学の樋口篤志だったな。昼に入ったパスタ屋で、ボクがコレステロールが高いので卵禁止になっていて、「スティッキーなカルボは大好きだけどべられない」などと、経済学者にしか通じないくだらない冗談を言ってたら、早速カルボナーラを注文して目の前でべてたのはこの樋口だ。 学会がハネてから、樋口君と、熊

    API
    API 2011/05/28
    わかりやすくまとめられてておもしろかった。特に最後のグーグルの話には関心した。展開形ゲームにおける不完備情報頑健性がどんなだったのか気になるw
  • 国債の日銀引き受けで利子率が上がるだって?

    松尾匡のページ11年4月11日 国債の日銀引き受けで利子率が上がるだって? 今日から授業です。この春休みは、久々に入門書の原稿もないし、ゆっくり学問できると思いきや、結局連日市議会選挙の仕事にかまけてしまったのでした。 今年に入ってからの毎月の後援会機関紙。全部ボクが作ったんですよ。原稿はひとに割り振って書いてもらったりもしてますけど。 そのほか、ポスターも選挙公報原稿もチラシやらなにやらも作って、印刷屋さんとやりとりして、名簿整理のきりもりもして、選対会議のレジュメ作って司会進行して...と、いろいろやっているように思ったけど、事務所に詰めている近所のおばさんたちが、雑務の合間を縫って案内などの電話かけにいそしんでいる姿を見ると、やっぱり自分は一番キツい仕事からは逃げているなと。やがてそれが心理的負担になってのしかかってくるので、ときどき申し訳程度に案内電話かけとかするんですけど、やっぱ

    API
    API 2011/04/12
    景気が良い時(インフレ)=国債価格の下落、株価の上昇。景気が悪い時(デフレ)=国債価格の上昇。株価の下落。俺が機関投資家だったらデフレ時とインフレ時のリスクプレミアム両方欲しいわ。投資家保護しかないな
  • 小野先生のワルラス法則論がここまでわかった

    ◆ 某学会の雑誌の査読締め切りをすっかり忘れていて、昨日朝になって編集委員の先生から電話がありました。「今日編集委員会だから11時までに報告書を送れ」とのこと。ってその時点でもう9時前なんですけど...。仕方がないので大急ぎでやっつけて、11時15分ぐらいに送りました。投稿者もまさか2時間で審査されているとは思うまい。まあ、一回ざっと目は通してあったのですけど。 ああそれから、昨日の毎日新聞12面に、『不況は人災です』の書評が載っていました。「わかりやすさで右にでるものがなさそうな」とか「貧困や格差問題に興味のある人に、ぜひ読んでほしい」とか書いてあって、とってもうれしいです。 また、そろそろこれまで存じ上げてなかったブログで、拙著ご紹介いただけるようになってきました。「コンパクトな学説解説が見事」とか「とても分かりやすい」とかと好意的なご書評をいただき、当にありがとうございます。いずれ

  • 「人災」事件追記

    松尾匡のページ 10年8月21日 「人災」事件追記 (22日:また追記、23日:またまた追記、24日:最後の追記) 昨日のエッセーでとりあげた話題ですが、id:demianさんが、次のような拙著の書評を書いて下さったところ、 完全雇用マニュアル入門編:松尾匡著「不況は人災です!―みんなで元気になる経済学・入門」 id: Apemanさんが、次のような批判エントリーをあげました。 植民地支配も人災です この件をめぐってネット上でひと騒動が起こっており、ボクははじめてツィッターをあちこち読みふけりました。気になってしかたがなくて仕事にならないの。まだ仕組みはよく把握できていないけど、すごさがわかった。絶対に登録しないようにしよう。 昨日のエッセーでは、Apemanさんが、いわゆるリフレ派の金子洋一議員が「韓国併合悪くなかった」的な言動をしていることについて、金子議員への支持など一言も書いていな

    API
    API 2010/08/22
    ニューケインジアンはニューマネタリストでもあるから経済学的に見ても一様じゃない。新しい古典派とケインジアンが合体してるからね。サプライサイド経済学でもありデマンサイド経済学でもある。
  • 小野善康さんからお電話をいただいた件ほか

    (※ 下記Apemanさんのエントリーの説明には誤解がありました。詳しくは次回エッセーをご覧下さい。) 筑摩書房の編集者様から、新著についての自虐ネタ中止要請が来た...。すみません。 OΓ乙 という話自体が自虐ネタですから...。 OΓ乙 でもまあ、久留米大学法学部の児玉昌己さんからは、こんな好意的なご書評をいただきましたし。 好著のご紹介 松尾匡「不況は人災です」筑摩書房 2010年 上 好著のご紹介 松尾匡「不況は人災です」筑摩書房 2010年 下 ありがとうございます。おっしゃるとおり「愛の鞭」をふるってますことよ、ホホホ。自虐じゃありませんわ。 また、地元のまちでブログを出していらっしゃる知り合いの飲店二軒に拙著持っていって、紹介を書いていただきました。 「かっぱ洞」さま の紹介 「たこ姫」さま 出版おめでとうございます! ありがとうございます。助かります。 ということで、販

    API
    API 2010/08/20
    流動性選好による流動性の罠は認めるのにワルラスの法則は認めないのか。なんのこっちゃ。貨幣数量理論などマネタリスト的な高橋洋一氏とは対局に位置する感じだな小野先生。
  • この勇姿を見よ!

    追記: 濱口桂一郎さんからも大変好意的なご書評をいただきました。 EU労働法政策雑記帳 松尾匡『不況は人災です』 ありがとうございます。「欧州社会党とか、欧州左翼党といった『左派』が完全雇用を目指しているなどというのは、太陽が東から昇るに等しい当たり前のことで、それが逆転している極東の某国の異常性こそが問題なわけです。」とのお言葉、全くその通り。下のエッセーにも書いたとおりです。言いたいことをはっきりまとめてくださってありがとうございます。 それで、後半のお話ですが。うーん。別に仲間意識とかいうことはないですけど、ボクは小心な日和見主義者ですから、誰に対しても同じように気を遣ってしまいますけど。 とりあえずまず、「松尾さんのには『りふれ』などというおぞましい言葉は用いられていません」とのお目こぼしのお言葉ですが...。 拙著では「リフレ論」という言葉が191ページで出てきます。それと、1

    API
    API 2010/07/25
    ネット上で、この件を、政治目的を持ったものととった上で是認するような議論が見られることです>いやほんとにね。
  • 歳末書評

    松尾匡のページ09年12月31日 歳末書評 12月22日にトップページに書きましたが、12月20日に拙著『商人道ノスヽメ』の講演CDの収録に上京しまして、その機会に前日の20日、かねてから同書をごひいきいただいている江戸川区議の上田令子さんたちと会させていただきました。上田さんにはその模様を、ブログでとりあげていただき、その中で、『商人道ノスヽメ』と『痛快明快経済学史』をご紹介いただきました。ありがとうございます。 http://blog.livedoor.jp/edomam/archives/51772172.html 上田さんはリバタリアン道を貫き通して、区議会多数派の自民党・公明党から目の敵にされちゃったようで、いろいろいやがらせが絶えないのですが、今度は予算・決算委員会に出席させてもらえないらしい。 詳しくはこちらを↓。 で、まあ、リバタリアン(自由至上主義)らしくフリードマンが

  • 1