理工系出版社を中心に発足された「電子書籍を考える出版社の会」が7月1日、都内で出版社およびメディア向けの説明会を開催した。 電子書籍を考える出版社の会は、理工系書籍を手掛ける数社の声がけにより設立された電子書籍コンソーシアム。英語では「eBook Study Group of Publishers」と表記されることから、会員間では略称「eBP」の名で呼んでいるという。今回明らかにされた設立趣旨には、以下の3点が挙げられている。 電子出版について、Apple、Amazonなどのプラットフォーム提供者や著作権者と出版社間においては未だ取引モデルが確立していない状態。読者に豊富なコンテンツを急ぎ提供するために、入門書・実用書出版の立場から問題点を明確にして、あるべき取引モデルを新たに検討する必要がある。専門書・実用書は、ビジネス書や文芸書などとは異なる特性がある。 同主旨の組織があれば、それらと
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