東京都は19日、インフルエンザの流行注意報を発令した。10~16日の患者報告数が流行注意報基準を超えたため。平成11年以降2番目に早い発令で、昨シーズン猛威をふるった新型インフルエンザの患者数も増えているという。 都によると、インフルエンザを定点観測している医療機関からの患者報告数が平均して10人を超えた保健所が15保健所に到達。その保健所管内人口が都全体の53・64%となり、注意報基準の30%を超えた。 また、今シーズン行ったウイルス検査で、123検体のうち約44%(54検体)から新型インフルエンザウイルスが検出されているという。 都は、手洗いやうがいの励行のほか、乾燥しがちな室内での適度な加湿、換気の促進を呼びかけている。