発足4か月で会員が5万人。インターネットサイト「タダヤサイドットコム」(http://www.tadayasai.com)が人気だ。 形が不格好で、「規格外」となった野菜を農家がプレゼント。通常なら捨ててしまうものだが、味は店頭に並ぶ商品と変わらない。 食べて「おいしい」と思えば、その農家の作物をサイト上で購入できるところがポイント。プレゼントはいわば「試食品」の提供でもある。出荷できない野菜をビジネスに活用する逆転の発想だ。 サイトを運営しているのは、本庄市出身でネット関連会社を営む高橋栄治さん(37)。 「どんなに栽培上手な農家でも、1割ほど規格外の野菜が出る。捨てるなら無料で配ったらどうだろう」 高橋さんの呼び掛けに応じたのは、本庄市とその周辺の農家22人。いずれも20~30歳代の若手ばかり。「作ったものに自信を持ち、販路拡大を模索していた農家が集まった」(高橋さん)。 これまでにプ