SAS Institute Japan(以下、SAS)は2月28日、同社の2012年におけるビジネス戦略発表会を開催。SAS Institute Japan 代表取締役社長兼北アジア地域統括責任者 吉田仁志氏が2011年の総括と2012年の戦略を語った。 2011年度のSAS Instituteのグローバル売上高は、ヨーロッパの金融不安などがありながらも“ビッグデータ”のトレンドもあったことから好調を維持し、過去最高の27.2億ドル(前年比12%増)を達成。36年連続の増収増益も実現した。地域別に見ると、北米地域46%、ヨーロッパ中近東アフリカ地域42%、アジア太平洋地域12%だった。 日本法人は3月の震災後に苦戦したが年の後半から回復し、第4四半期(10~12月)は地銀への大規模導入などを獲得したことで、過去最高の売上高を記録したという。吉田氏は、「震災やヨーロッパの金融不安などもあるが