EMCセキュリティ部門トップのアートコビエロ氏が会見。「セキュリティの脅威と伝統的な対策との間に生じたギャップを埋める新たなモデルが必要だ」と述べた。 米EMC上級副社長とセキュリティ部門RSA Security会長を務めるアート・W・コビエロ氏が来日。3月19日にEMCが開いたメディア懇談会に登壇し、ITセキュリティを取り巻く脅威の現状やセキュリティ対策のあり方などについてコメントした。 ギャップが広がる コビエロ氏は、「この10年でサイバー攻撃の対象が拡大した」と述べた。IT環境の変化を2001年と2013年を比較すると、デジタルコンテンツのデータ量は1エクサバイトから1~2ゼタバイトに、アプリケーション環境はクライアントサーバ型からWebベースに、組織ネットワークにリモートアクセス機器もノートPCからスマートフォンやタブレット端末という具合に変化。2001年当時にほとんど無かったソー