ずいぶん以前につらつら考えていたことのメモです。 (1) 「人間は確率を考えるのが苦手だ」ということを思う。これは『数学ガール/乱択アルゴリズム』を書いていたときにずっと思っていましたし、いまでもそう思います。人間は確率を考えるのが苦手。だから簡単に確率クイズに引っかかる。たとえばモンティホール問題にしても、誕生日のパラドックスにしても。 (2) 「人間は条件を考えるのが苦手だ」ということも思います。もしもAとBが成り立っているならCも成り立つというとき、話しているうちにいつのまにかAとBの話を忘れてしまう。 (3) 「人間は不等式を使って考えるのが苦手だ」ということも思います。これは(2)とも関係しています。AはBに等しいであるとか、AはBに等しくないであるという話は得意なのだけれど、A < Bという状況が苦手。(ちょっと言葉不足だけどメモしておく) (4) 「人間は数多くのものを考える
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