本棚の中のニッポン―海外の日本図書館と日本研究 作者: 江上敏哲出版社/メーカー: 笠間書院発売日: 2012/06/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 183回この商品を含むブログを見る 日本人の知らない「海外の日本図書館」。そこはどういうところで、今何が必要とされているのか――。 待望の本が出た。 海外の人が日本研究をするための資料はどういう風に整えられていて、どう使われているのか。日本人が国内で作成した資料は、どう海外に渡っていくのか。それを媒介するための「橋」は、いまどうなっているのか。をとても丁寧に論じた本である。 本書については、著者のブログなども参照。 目次については、このほか版元のHPも。 一つの思い出から始めたい。 もっぱら国内出版物を集める担当をしている今の職場と異なり、以前はカウンターに出ていたので、図書館の仕事のなかで英語を話す必要とすることがあった。