貧乏旅をしながら約2年をかけてほぼ世界一周した様子を綴ったエッセイ『ブラを捨て旅に出よう』の著者で旅作家の歩りえこさんに、著書では綴られていないエピソードを披露してもらっているFRaU web連載「世界94カ国で出会った男たち」(毎月2回更新)。 今回は、魅力的な国でありながらも、一人旅のリスクを身をもって体験し、悔し涙と感動の涙を流したイエメン共和国でのエピソードをお届けします。 歩さんの今までの連載はこちら▶︎ 機内食を食べようとしないイエメン人 アラビア半島に位置しながら他のアラブ国よりも石油産出量が少ないイエメン共和国。“アラブ諸国で一番貧しい国”と言われるが、近代的なビルが立ち並ぶこともなく、2500年前のアラビアンナイトの世界観がそのまま残されている貴重な国だ。 映画『アラジン』のようなイメージを期待して、ヨルダンのアンマンから乗り合いバスで首都サナアに向かうことにした。当時の
![30人の男から集団痴漢、投石…イエメンで遭った「悔しすぎる事件」(歩 りえこ)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/de162cf4b94a359bbb91273b51bd9c2a8bb5a63d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fd%2F1%2F1200m%2Fimg_d1a8f508fabbfb56455113b1ddd24a8383684.jpg)