神経科学系のポスドクが、脳研究に関する論文のreview・インド料理・ワイン・テニスその他についてマニアックに綴るblog 【ドクター・ポスドク問題&大学・大学院】 日米の研究開発体制を考える(抄録) / PDF - 学術情報センター紀要(CiNii) ポスドク一万人計画 - Wikipedia日本語版 どうもポスドク問題絡みでまた自己責任論が湧き上がっていたようですね。別に火に油を注ぐ意図はないので話題になっているエントリへのリンクは張りません。まぁ、茨の道なのは当たり前だといえばその通りでしょうし、少子化でそもそもポストが減るのは目に見えていたのだからそもそもアカデミアで職を探そうという方がおかしいというのもその通りだとは思います。 ところで、ポスドク問題の出発点というのはそもそもどこにあったのでしょうか? というと誰しもポスドク1万人計画を思い出すだろうと思うのですが、そのポスドク1
以前、他人の傷をいやすことで自分の傷をもいやす人、としてユタとイタコをあげた人がいたのを思い出した。そのときは、このあたりは時代がつくる「狂気」 精神医療と社会 (朝日選書 825)の第一章・第二章的に見るとちゃんと前史として系譜にあげられそうでおもしろいなあと思ってたのだけれど。 他人を助けることは難しい。自分に力があっても、いや力があるがゆえの、他人を助ける難しさ。 力で見えるもの以上を彼女は読まないし告げない。推量でものを言わない。それは彼女が力じたいとそれを取り巻く諸々(「魔女」と呼ばれるような事態になることも含む)にふりまわされないようにと、身につけてきた処世術みたいなものかもしれない。彼女がそういう慎重さと誠実さを持っているから、周囲の人たちは彼女を受け入れる。 ……ただ、推量(とそれを行うための臨床に関する知識)が必要な時もあるんだよ、ね。それを使うタイミングをはかるのは難し
新着コメント 踏みとどまることの大切さ 山本 由美子 (10.04 18:22) 山本 由美子 (10.03 11:05) 山本 由美子 (10.02 21:04) 頑張っているのに評価されない しぎ (10.04 13:31) Paul Carpenter (10.04 09:38) Paul Carpenter (10.04 09:38) 臨床医に必要なのは統括能力である なし (10.04 00:49) Paul Carpenter (10.02 08:45) なし (10.02 02:31) 人の行動を一生懸命と想像できない人間は好かん なし (10.02 02:35) 僕のブログは出来るだけ等身大の言葉を使いたい。それが最近上手く出来なくて悩んでたけど、もういいや。またトラックバックに叩かれるのを覚悟で、好きに書こう。 医者にとって善意の言葉で隙なく
うちが近かったら毎日ハーブティパーティしているのに。。。 孤独はわかります。 デイケアに通ってはいますが、発達障害のはも言えない雰囲気...。 しかしながら、社会経験とダイエットをかねて、これからは出来るだけ参加しようと思います。 あとは私信にて。奥様にも見てもらってください。 こんな時間に何してんねん、てツッコミは勘弁してください(笑)。 >自閉症の暗いWebは見るな!! 最近ウチのブログは暗い記事が多いですわ、ごめんなさい。 発達障害も含め、メンタル面でのケアは一切皆無の状態の中でやってますので、 防御の術が無いものですから暗くなるととことん暗くなってしまうのです。 将来への不安がいつまでも取れないのがきついですね。 これでいいのだ!と割り切れるようになりたいです。 >地域とのかかわりあい これも僕の話ですいませんが、思った以上にできていない(とけ込めていない)です。 自分の性格や語学
これも講義ノートを流用したテクニカルな話なので、経済学に興味のない人は無視してください(ただし霞ヶ関の人は読んでください)。 日本経済の長期停滞の一つの原因が官製不況だ、というのはEconomist誌を初め、よく指摘されるが、規制そのものは限定的で、戦時中のような大規模な経済統制をしているわけではない。それが結果的に大きな影響をもたらすのは、なぜだろうか。Mankiwは有名な論文で、そのメカニズムをmenu costという概念で説明した。これはメニューを書き換える手間という比喩で、一般的には調整コストと呼んだほうがいいだろう。図の斜線は需要曲線で、現在の価格がp0だとする(独占を想定し、kは競争的な水準)。 いま不況になって、価格をpmに引き下げたら需要もq0からqmに増えるとしよう。これによって社会の総余剰(kから上の部分)は、B+Cだけ増える。しかし価格を引き下げるには、賃金コスト
光の速度よりも速く移動する方法がある、らしい。これはいわゆる「ワープ航法」と呼ばれるもので、恒星間航行の方法である「超光速航法」とは違い、実現可能であるというのがポイント。 一体どういう理屈で可能なのかという詳細は以下から。 Star Trek warp drive is a possibility, say scientists - Telegraph 物理学の準教授であるGerald Cleaver氏とRichard Obousy氏によると、既存の物理学の法則を破ることなく、光の速度を超えて移動する方法は実現可能だそうです。この並はずれたことを実現させるためには宇宙の反重力である「暗黒エネルギー(ダークエネルギー)」を利用する必要があるとのこと。 ダークエネルギー - Wikipedia ダークエネルギーとは、宇宙全体に広がって負の圧力を持ち、実質的に「反発する重力」としての効果を及ぼ
すでにもう、ちょっと古い話。27時間テレビで大竹しのぶが出てきて「おお」と思って見入ってしまった。鶴瓶が現在進行形の大竹しのぶと明石家さんまのトーク映像を「コレDVDで出して欲しい」「買う」と言っていたんだけれど、わたしも思わず「買いたい」と同調してしまった。 読みたいと思っていて月日が過ぎ去ってしまっていた大竹しのぶの自叙伝をブックオフオンラインで購入。 27時間テレビで二人が話す話もこの本には出てきていて、そうかあと思う。フィルード・オブ・ドリームスという映画を二人で観て、さんまがぼろぼろ泣いていて大竹しのぶがしらけていた、という話。その「大竹しのぶがしらけていた」という話の背景がこの本には出てくる。 明石家さんまに対して深読みしたくなるのだけれど。何気なく出したこの映画の話、(大竹しのぶの自叙伝に出てくる話だからこそ、あえてこの話を出したのかな)、と、本を読んでいてちょっと思った。
小ネタ。Yahoo!ニュースに「みんなの感想」というサービスがあるのはご存知の方も多いと思う。ニュースの記事とかに対して、考えさせられる、役に立つ、興味深い、誰かに教えたい、びっくりした、の5つの基準で5点満点の評価をして、それを共有するという、まあいわゆるひとつの集合知モノだ。 このサービスについて以前からひょっとしたらと思っていたことがあって、ちょっと見てみたらなんか面白そうだったので、とりあえず書いておく。別に結論とかはない。 ひょっとしたらというのは要するに、同じことを伝えている記事でも、その評価がちがったりするのではないかということ。さもありなんな話なのであらかじめ。 どの記事でもよかったんだが、時間がないので、取り急ぎ差が出そうなあたりをあてずっぽで選んでみた。中国製ギョーザ中毒事件。この件について、2008年8月18日午前10時前後に調べたもの。みんなの感想が出ているのは毎日
認証型保育所OBの親子で集まる機会(要は飲み会)にて、学童保育の話になる。 というのも、ある親が、その保育園に交渉したらしく、OB限定割引価格での学童保育スペシャルマル秘プラン」というのを、A4一枚にわかりやすくまとめて、みんなに配ったのである。 「市の学童保育とそんなに値段が変わらないのよ」。 「へえ~、じゃあこっちにしようかな」 さすが、民間だ!と、みな検討し始める。 確かに、学校の学童保育は、18時までなのだ。それじゃあ、その後ファミリーサポートで預かってもらうとか何らかのリレー保育が必要となる。どう考えたって、都内からの18時のお迎えは無理だし。 来年からは、まあちっとはマジに仕事しようかなと思ってる自分としては最大21時まで預かってもらえるところは心の余裕が違う。 まあわが夫的なせりふで言うと「さすがサラリーマン!」(夫はサラリーマン崇拝主義者)。交渉してきて、それをしっかり告知
(http://www.php.co.jp/magazine/voice/)から。 原油や穀物価格の高騰が消費者の懐を直撃しており、「インフレ」に関する報道が盛んに為されているところである。生活者から見た「インフレ」をどう見たらよいのだろうか。上野泰也氏の論説は、日米欧の物価動向を概観しつつ、現状観察される価格高騰は「本物のインフレ」には至っていないと論じる。 氏の議論を敷衍してみよう。まず氏は、日本の物価状況の根底にあるものは人口減少・少子高齢化に起因する国内需要減少と過剰供給の組み合わせによる、根強いデフレ圧力であると論じる。そして、原油・食品の価格高騰は、ヘッドライン(総合指数)のCPIを上昇させてはいるものの、エネルギー及び食品を除いたCPIは前年同月比ゼロ%近傍に張り付いている状況であることから、「インフレ」は部分的なものであるという。この指摘は至極真っ当だろう。さらに言えば、先
標題は竹中氏が定期的に公表しているポリシーウォッチ(http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080818/plc0808180311001-n1.htm)のタイトルだが、今回の議論は承服できない。 まず竹中氏は、政策の基本的な方向という点について、中国と同じく我が国も大きなリスクに直面していると述べる。経済の弱さは08年第2四半期のGDP統計にも現われているとおりである。近年のGDP統計の弱さについては、対前期比で見ても対前年同期比で見ても景気の弱さが現われているという点はその通りだろう。 続けて、竹中氏は1990年当時の日本経済は、政策の大きな方向を誤ったがゆえに「失われた10年」を経験したと述べる。氏曰く、「当時は二つの誤った政策、つまり一つは好況投資など政府による財政支出を拡大するという偏ったマクロ政策であり、もう一つは97年の消費税引き上げ
危険な分かれ道 北京オリンピックが開幕した。スポーツの祭典オリンピックではあるが、常にその時々の政治的な影を映し出してきた。どの国も国威発揚のためにオリンピックを活用することを考える。かつての日本でも、そういう側面はあった。しかし今回の北京オリンピックには、従来以上に国威発揚を目指す姿が感じられる。もちろんこれを契機に、中国が国際社会の責任ある一員としての立場を確立すれば、それは世界全体の利益につながる。そのようなプロセスが実現することこそを期待したい。 しかしオリンピックという「宴」の背後で、中国社会は大きく揺らいでいる。テロの発生という政治的混乱に加え、経済にも変化が生じている。開会式が開かれたその当日、上海の株価は前日比マイナス4%と大きく値を下げた。大会で中国選手が華々しく活躍し、国民が熱狂するその傍らで、開幕後4日間で株価はさらに6%下落した。ちなみに同期間、日米の株価はほぼ横ば
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