何気なく聞いた言葉が脳に残ることがある。 そういうのは後でどっかで生きるのだ。 ある保護者から聞いた言葉。 「どうして精神科が発達障害を扱うことになったんだろう」 たしかに。 たとえば長沼先生の知見が多くの人の役に立つのは 先生が神経内科医を経てきたことが大きいわけで。 発達障害はどう見ても、大脳皮質のみの問題じゃない。 本当に、どうして発達障害を精神科医が扱うことになったのか 疑問を持ってもおかしくない障害だ。発達障害は。 情緒障害じゃなく、認知の特性なんだから。 次に ある経営者から聞いた言葉。 医療関係の経営者ではないけれども、他の分野での成功した経営者だったけれども たまたま身内を精神病院に入れることになり、精神病院の経営体質について調べ 「固定資産」という言葉を教えてくれた。 「固定資産」と呼ぶそうだ。精神医療の世界では。 いわゆる、他に行き場がないから、ずっと入院している患者の