ブックマーク / note.com/horishinb (7)

  • 女系天皇がダメだという主張には説得力がない件|弁護士ほり

    女系天皇と皇位継承議論 皇位継承問題でたびたび議論にあがるのが、「女系天皇」の問題です。 この「女系天皇」という言葉の定義も細かくいうといろいろな議論になるのですが、ここでは「母親の方でしか天皇・皇族に血がつながらない天皇」「父親の系統(男系)を遡っていっても過去の天皇につながらない天皇」という意味で使うことにします。(「非男系天皇」という方が正確かも知れません。) わかりやすくいうと、女性天皇が一般男性と結婚して、その子が天皇になるとしたら、この意味での「女系天皇」ですが、この意味での女系天皇は、過去に一人も存在したことはありません。 また現在の皇室典範でも、 第一条 皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。として、さらに女性皇族が一般男性と結婚したら皇族の身分から離れることとしているので、女系天皇は認められていないことになります。(それ以前に、女性の天皇も現在の制度では認めて

    女系天皇がダメだという主張には説得力がない件|弁護士ほり
    BUNTEN
    BUNTEN 2021/12/30
    世論調査は許容なのに「有識者」が不寛容なのは差別主義者が多数を占めているからだろう。
  • そもそも「皇族の人数の確保」って必要なの?|弁護士ほり

    政府の有識者会議の案 皇室に関する政府の有識者会議が、「皇族の人数の確保」について報告書を発表しました。 報告書は、皇位継承のあり方については、悠仁親王までは現状(=天皇は男系男子の皇族に限る)を維持することとして変更を求めることなく、当面の皇族の人数の確保策についてだけ論じています。 既に報道でも明らかにされていますが、その案としては ①女性皇族が結婚後も皇室にとどまる。ただし夫と子は皇族にはならず一般国民のままとする ②皇族が養子を取れるようにする。具体的には旧宮家(旧皇族)11家の子孫の男系男子を想定という二つの案です。 これらの問題点については改めて別な機会に詳しく説明したいと思いますが、特に②の案が含んでいる難点については、過去の下記の記事をご覧ください。 憲法の原則の例外としての天皇・皇族 今回はもう少し根的な観点で考えてみましょう。 そもそも天皇・皇族とは、日国憲法の平等

    そもそも「皇族の人数の確保」って必要なの?|弁護士ほり
    BUNTEN
    BUNTEN 2021/12/29
    男系男子とかいう憲法に規定されてもいない制約を守ろうとするから無理が生じるわけで、制度として天皇を続けていくなら(当事者の合意は言うに及ばず)さくっと女系天皇も認めればいいのじゃないか?
  • 皇族は「人権を制限されてる」の?それとも「人権はない」の?|弁護士ほり

    眞子さん問題で注目された「皇族の人権」 このnoteでも何度も取り上げてきた世間で騒がれている眞子内親王と小室さんの結婚もようやく正式発表となりましたが、この問題を機に、「皇族の人権」が話題になるようになりました。 これは私の著作『13歳からの天皇制』でも大きな分量を割いて論じているテーマの一つです。(まだの方はぜひお読みください) 皇族は、国民と同じ人権保障は受けられない 今回の記事では、いわば入門編として、どういう考え方があるのか、その簡単な紹介だけしてみます。 実は「人権」という言葉も人によって広い意味で使われたり狭い意味になったりして、そこが議論がかみ合わない元になったりすることもあるので、ここでは一応「日国憲法の条文により保障された権利」という意味で使うことにします。 (人間としての尊厳とか、その憲法の保障によって守るべき自然権とか、そういう意味ではないことに注意してください。

    皇族は「人権を制限されてる」の?それとも「人権はない」の?|弁護士ほり
    BUNTEN
    BUNTEN 2021/10/02
    生存権の保障も危ない貧民俺が通りますよ。(少なくとも、文化的な生活を送れる権利が保障されている気はあんまりしない。)
  • 自民の改憲案が実現していたら、コロナ対策はどうなっていたの?|弁護士ほり

    はじめに:仮に改憲されていたらコロナ対策は? このnoteでは、コロナ危機と改憲問題について何度も語ってきたところですが、今回はガラッと切り口を変えて 「仮に日が、自民党の案のとおりに憲法を改正していたら、コロナ対策ではどうなっていたのか?」 ということを検討してみましょう。 「自民案のとおり憲法改正して、緊急事態条項があれば、コロナ対策はうまくいっていた」とか「改憲すれば病棟や医師がすぐ揃っていたはず」などという評論家や政治家もいますが、実際のところ、どうだったのでしょう。 自民党の改憲案は、2012年の「草案」と2018年の「たたき台素案」の両方がありますが、ここでは2018年の「たたき台素案」の方で考えてみます。 特措法を改正するための国会審議は必要なくなる 現在、コロナ対策の中心となっている法律は、新型インフルエンザ等対策特別措置法と感染症法(以下、まとめて「特別措置法等」と呼び

    自民の改憲案が実現していたら、コロナ対策はどうなっていたの?|弁護士ほり
    BUNTEN
    BUNTEN 2021/06/01
    「改憲すれば病棟や医師がすぐ揃っていたはず」には噴く。ボウフラじゃあるまいし、医師がわいてくるようなことが起きるわけはないじゃん。
  • GHQが新憲法を「押しつけ」してくれなかったら、日本政府は酷い憲法を作っていた件|弁護士ほり

    国憲法の「押しつけ」の性格は否定できないが… 日国憲法は、敗戦後の占領された日で、GHQの作成した案をもとに帝国議会が審議したうえで制定されました。このことからすれば当然ながら、多かれ少なかれGHQによって「押しつけ」られた要素があること自体は否定できないでしょう。 ただ実際の展開としては、GHQが作成して日政府に与えた条文をそのまま翻訳して日国憲法にしたというわけではなく、まず1946年4月の日初の男女平等選挙で選ばれた衆議院議員と、(選挙の対象でない)貴族院議員が審議して、(GHQの意向に反しない限りにおいて、ですが)様々な修正を加えたうえで、現在の日国憲法が完成したのです。 戦争放棄だけの問題だったのか? そこで次の問題は、なぜ「押しつけられた」かということです。 この点、日国憲法に批判的な論者から「憲法9条の戦争放棄で日を非武装にするために、押しつけたのだ」とい

    GHQが新憲法を「押しつけ」してくれなかったら、日本政府は酷い憲法を作っていた件|弁護士ほり
    BUNTEN
    BUNTEN 2021/05/23
    日本の民主化を要求したポツダム宣言を受諾しておきながらそこをスルーした憲法草案しか出してこなかったんだから連合国がキレて口を出してきたのも無理はないというべきだろう。
  • 『百田尚樹の日本国憲法』という本は、どこがおかしいの?|弁護士ほり

    はじめに  作家の百田尚樹氏が『百田尚樹の日国憲法』というを祥伝社新書から発売し、結構売れているようです。今回は、このが憲法についてどのようなことを説明しているのか、またどのような問題があるのかについて簡単に触れてみます。 最初に断っておくと、『百田尚樹の日国憲法』では、「そもそも一般論として、憲法とは何なのか」とか「憲法とは何のためにあるのか」「憲法の果たすべき役割とは何か」等の基的な問題については、一切何も触れていません。いきなり「日国憲法はおかしい」という話から突然始まります。 内容の概略 全体の構成は、おおむね次のとおりです。 まず「第1章 日国憲法はおかしい」では、日国憲法が制定後に一度も改正されていないのは世界の中でおかしいとか、憲法改正手続に厳格な要件が必要とされているのは不当だとかいうことが書いてあります。 「第2章 第九条に殺される」では、憲法九条をめぐる

    『百田尚樹の日本国憲法』という本は、どこがおかしいの?|弁護士ほり
    BUNTEN
    BUNTEN 2021/01/02
    「『百田尚樹の日本国憲法』という本は、どこがおかしいの? 」筆者の名前だけで程度の想像が付くが、このエントリを読んだところ想像未満の正しさだとわかった。
  • ここがおかしい!皇室と小室氏の問題の報道|弁護士ほり

    加熱する結婚問題の報道 眞子内親王(この記事では、以下では「眞子さん」と呼ぶこととします)と小室圭氏の結婚問題については相変わらず報道が過熱気味ですが、物事の基に立ち返ってみると非常におかしな発想の主張や論評が見受けられますので、この記事で取り上げてみることにします。 人の結婚に賛成・反対ということ自体の異常性 まず「小室圭氏は眞子さんの結婚相手としてふさわしくないから、結婚に反対」という声が頻繁にメディアなどに出ていますが、これはどうでしょうか。世間の論調に慣れてしまうと別に何とも思わないのですが、そもそも他人同士の結婚に対して「賛成・反対」という発想が成り立つこと自体がきわめて異常なことのように思われます。 結婚とは、当人同士が判断し合意して成り立つものであって、それ以上でもそれ以下でもなく、当人以外の者が賛成とか反対とかいうのは来おかしなことです。 もっとも、結婚する人の親族や友

    ここがおかしい!皇室と小室氏の問題の報道|弁護士ほり
    BUNTEN
    BUNTEN 2020/12/27
    「加熱」は置く。▼眞子さんの結婚について当事者同士の合意をうっちゃって色々言っているのを目にするが、あれは違和感半端ない。
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