財務省は、経営破たんした米リーマン・ブラザーズの日本法人が落札していた国債約1210億円分が発行できなかったことを明らかにした。対象となった国債は、2008年9月16日に発行した政府短期国債(FB)と2年もの国債で、期限だった同日までに落札代金が払い込まれなかった。 計画ではFB約4兆4600億円分、2年もの国債1兆8500億円分を発行するはずだった。財務省は「リーマン分は計画額から減らして対応することになる。今後の発行計画の変更はない」としている。 また同省は、「当時と募集方式などが違うが、日本の金融危機のときでもこうしたことはなかった」と話している。
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