香港で、民主的な選挙を求めて3か月近く続いた学生や市民の座り込みは15日、警察がすべてのバリケードを撤去して終わりました。こうしたなか、学生たちに寄り添い漫画を描き続けてきた中国人漫画家が注目を集めています。 中国人の風刺漫画家、王立銘さん(41)は香港の学生たちの訴えに心を揺さぶられ、抗議活動をテーマに漫画を描いています。 16日に描いた作品では、抗議活動のシンボル、黄色い雨傘が中国政府によって力で抑え込まれるなかでも光を放つ1本の傘を描き、学生たちの志が決して失われないことを表現しています。 先月には香港のネットメディアから民主化に貢献したジャーナリストの1人として表彰された王さんですが、ことし夏以降、自宅のある北京を離れ、日本に滞在しています。 もともと広告デザイナー出身だった王さんは5年前から大気汚染や官僚の腐敗をはじめ、中国の社会や政治を痛烈に皮肉る風刺漫画を中国版ツイッター「ウ