北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は新年の辞で、韓国との対話について「開かれている」とし、2月に開催される平昌(ピョンチャン)冬季五輪について北朝鮮選手団の派遣を示唆した。(夕刊フジ) これに、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が飛びついた。これまで韓国の一方的な対話要求を北朝鮮は無視してきたが、正恩氏の歩み寄りとも取れる発言を歓迎した形だ。早速、9日には南北高官級会談が行われた。 一方、ヘイリー米国連大使は、「北朝鮮が完全に非核化するまでは、いかなる話も真剣に受け止めない」として、北朝鮮と韓国との会談を米政府が重要視することはないとの立場を示している。 北朝鮮は核・ミサイル開発を認めさせようと、もともと米国との直接交渉を望んでいたが、米国は強硬姿勢を崩さなかったため挫折した。 中国には米国との仲介を頼めないし、まして米国と歩調を合わせる日本にもできない。そこで、もっとも
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