ブックマーク / fukushimak.iza.ne.jp (37)

  • ウーアルカイシ氏の望郷:イザ!

    ■1989年の天安門事件のときの学生指導者のひとり、ウーアルカイシさんが、天安門事件21周年の4日、東京の中国大使館に侵入しようとして、日の警察に建造物侵入で現行犯逮捕された。結局不起訴処分になったけれど。このニュースを聞いて、日の人は何を感じただろうか。天安門事件の記憶が風化するなか、体を張ったパフォーマンスと思った?あるいは、馮正虎さんの事件を思い出して、民主活動家がまた日でトラブルを起こしたと思った?あるいはウーアルカイシってだれよ?とか。 ■ウーアルカイシさんはウイグル族なので、正しい名前の発音はウルケシ。しかし、中国語で会話すると呼びかけはウーアルカイシさん、となるので、そのまま慣れている方で呼ばせていただく。人はどっちでもいいそうだ。 ■天安門事件当時は、まだ面影に幼さなさものこる青年で、ハンストで倒れて担ぎこまれた先で李鵬首相と会見した話とかは、日でも報道されたから

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    Baatarism 2010/06/11
  • 上海万博へ行こう!リアル中国が体験できるよ。:北京東京趣聞博客(ぺきん・とうきょうこねたぶろぐ)

    ■最近は手軽なツィッターばかり開くので、ブログの方が完全に放置していました。ほんとうに、おひさしぶりです。でも、いつまでもイザブログにいるというのも、ちょっと別れた彼氏の家に居座っているような居心地悪さを感じますね。かといって、これっという引っ越し先は見つからず。中国でも必ず開けるサイトでないと困るし、物色中です。 ■さて、極東地域がにわかに緊迫してきた今日この頃、北朝鮮がらみのテーマでも書こうかなあ、と思っていたのですが、偶然、東京で、上海万博関係者の中国人とお会いして、またもや万博の悪口で盛り上がってしまいました。万博に企業としてかかわっている中国人自身が「上海万博は国家の恥ですよ!」「大失敗」と怒っているのだから、よほどひどい、ということですね。というわけで、先日、参観してきた上海万博の裏話がテーマです。上海万博についての原稿は、月刊「WiLL」にも書いてますんで、よろしければ、みて

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    Baatarism 2010/05/28
  • ”被統計”の中国経済が国際社会で過大評価されるわけ:イザ!

    ■ほんとっにごぶさたしています。少々ひきこもりぎみですが、元気にやっています。山手線の外に引っ越ししました。で、新しい巣作りにかまけているうちに、あれよあれよと日々が過ぎ。しかし巣作りしても卵を産む予定はありません。 ■私なりに一段落ついたので、このブログも中国ネタで格的に再始動していきたいと思います。 ■為政者ですら自国の経済がわからない? “被統計”の中国市場は相変わらず鉄火場だ! ■さて、記者時代にやってみたくて出来なかったことで、これからやるつもりなのが、中国株だ。というのも、身銭をきって中国経済にかかわらないと、やっぱりその動向に敏感になれない、というのが一点。私の周りの中国人があまりに株をやっている人が多くて、自分もやっていないと話題がついていけないというのがもう一点。友人の元記者の女性起業家(日人)は中国株で起業資金をつくったそうで、ひょっとすると、儲かる場合もあるらしい

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    Baatarism 2010/02/20
  • 偽の偽札と真の偽札と偽の真札と真の真札。:イザ!

    ■あけましておめでとうございます。大晦日から正月までは、賀状書きと実家の大掃除にあけくれ、3が日はほぼ10年ぶりに一族郎党が両親の実家にあつまりローカルなお正月を迎えていました。ところでその間、世界では中国とASEANのFTAがスタートしましたね。32億人市場が登場し、人民元決済が急激に広がっていく雰囲気に。China13億のお客さまが所望すれば、そりゃ人民元決済も広がるでしょうよ。というわけで、これからは人民元をもっているヤツが勝ち組? ■なら、虎の子退職金をいっそ、人民元に換金して中国工商銀行に全額定期預金しちゃいませんか、というアドバイスを先日うけました。人民元はユーロのような、アジア統一通貨になるんでしょうか。円やドルの資産は今のうちに人民元に換えておいた方がお得なんですかね。たしかに、私が北京勤務になったとき、全財産を人民元に換金して定期預金にでもすれば、いまごろかなり、増えてい

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    Baatarism 2010/01/03
  • 南京陥落の日に南京映画をみた:イザ!

    ■13日、世田谷区の区民会館ホールで、南京・史実を守る映画祭というのが催されていて、ちょうど時間もあったので、観にいった。1937年12月13日というのが、旧日軍が南京市を陥落させた日、つまりいわゆる「南京メモリアルデー」である。 というわけで今回のエントリーは南京映画歴史観についてである。 ■南京映画を観て考えた 自虐史観は日人的美意識? ■映画映画の間に一水会最高顧問の鈴木邦夫(男?ちらしには夫という字で書かれていたけど)氏と「引き裂かれた記憶」を撮影した武田倫和監督をゲストにまねいたシンポジウムが行われた。 ■へぇ~、右翼と左翼の討論があるのか、とシンポジウムに一番興味をひかれていったのだが、鈴木氏は普通の右翼ではなくて「進歩的右翼」(主催者いわく)だったので、期待したほどにはがちんこ対決というふうにならなかった。残念。右翼も左翼も表現の自由は認めなきゃいけないね、映画を見る

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    Baatarism 2009/12/14
  • <下野>なう、といったら新聞社は与党かとつっこまれた。:北京東京趣聞博客(ぺきん・とうきょうこねたぶろぐ)

    ■ツイッターで一度いってみたかった。下野なう。 11月30日をもって福島は産経新聞を退社した。記者賞記者章その他を返却。で、そのあと下野なう、とツイッターでつぶやいたところ、新聞社をやめると、なぜ下野なのか。産経新聞は与党なのか、という突っ込みがやはりツイッターで入ったので、一応説明しようと思う。 ■下野とは、官職を辞職して民間にくだること。一般には与党から野党になることをさす。要するに権力の座からおりることだ。では新聞記者は権力の高みにいるのか。というと、実はそれに近いと思う。新聞・テレビ、つまりマスコミは第四の権力といわれる。建前かもしれないけれど、世論民意を代表するものがマスコミだと思われ、民主主義というのは、世論こそ王様の政治システムだからだ。世論を味方につけることができたものが、政権の座につくことができる。ということで、大マスコミのもつ力は政権と対等、ときには大きいこともあるとい

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    Baatarism 2009/12/01
  • 行く川のながれは絶えずして…③:北京・平河趣聞博客(ぺきん・ひらかわこねたぶろぐ)

    ■このシリーズまだ続いているのか、と思われるかもしれないが、続いているのだ、じつは。更新亀のごとく。 ■鳩山政権発足1カ月あまり、まだこの政権がどこに向かうのか見極めがついていない。26日の所信表明演説をきけばわかるかも?でも「友愛社会」とか「経済合理性にかたよらない経済」とか定義の難しそうな言葉でケムにまかれるかもしれないなあ。 ■さて、さまざまな政策の中にあって、外交というのはいかに高い理念があっても、相手があるので、結局リアリストでなければつとまらない分野でもある。というわけで、鳩山政権の外交はどこに向かうのだろう、ということを私なりに考えてみよう、というのが今回のエントリー。正直言って、手あかつきまくっているテーマだな、ごめん。 ■岡田外相は原理主義者か現実主義者か アフガンでプレゼンスを強めて めざすは日主導で東アジア共同体って、 ほんとう? ■先日、夜勤で社編集局にいた。そ

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    Baatarism 2009/10/24
  • 別にウイグル族の擁護をするわけではないのだが。:イザ!

    ■7月5日夜からはじまった暴動。ことの真相はまだ不明だが、連鎖反応的に暴動が広がる可能性もでてきた。あまりの犠牲者の多さに震撼するばかりだ。お亡くなりになった方に哀悼の意を。しかし、いったい何がきっかけ?どうして今ごろ?と思う。youtubeにアップされている7月5日の抗議活動の映像は非暴力平和的で、参加者はペットボトルで水を飲んだり、携帯電話をかけながら普通に歩いているだけ。これがあれほどの犠牲者をだす大暴動にどうやって発展するのか。 http://www.youtube.com/watch?v=T24eO8AnG2k&feature=related ■現地ではインターネットがコントロールされているそうだが、さすがにTwitterに関しては、当初はファイアーウォールをこえて、どんどん情報がもれてきている。ラジオ・パーソナリティで、情報発信ツールとしてのネットに造形の深いモーリー・ロバート

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    Baatarism 2009/07/07
  • 雑談:イチロー選手の素顔をちょっとかいま見た:イザ!

    ■WBCの決勝戦のとき、総理番記者たちも番小屋(官邸内にある総理番記者らの作業室。総理執務室前を映すモニターがあり人の出入りが確認できる)で、テレビにかじりついていた。私は外のエントランスホールにいたが、9回裏でダルビッシュが打たれたときの悲鳴もイチローのタイムリーのときの歓声もエントランス中に響いていたよ。 ■実は私は野球があまり好きではない。新人記者時代の高校野球地方予選取材やリトル・リーグ取材でトラウマがある。いくつも試合かけもちで、炎天下の中でスコアブックつけて写真とって原稿をかくという超ハードな仕事で、若さと体力だけでするようなもんなのだが、これがミスしやすい。自分で撮った写真ですら、同じようなカットば何枚もあるから、何試合の何の場面だったか勘違いして「えとき」を間違ったりするのだ。 ■あのころは暗室現像とか電送とか全部自分でするんで、自分が間違ったら最後、誰も救えない。で、翌日

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    Baatarism 2009/03/26
  • チベット特集:漢族とチベット族のはざまから生まれた名著『殺劫』:イザ!

    ■以前、このブログでも取りあげたチベット族の女流作家・ツェリン・オーセル(唯色)さんの著書「殺劫」の邦訳が夏頃、出版されるそうだ。当は3月にも出版だったんだが遅れている。この翻訳を担当しているのはやはり私の友人大阪在住の中国人、劉燕子さん。オーセルさんとは劉燕子さんに紹介されて知り合ったのだ。 ■劉燕子さんは、かつては日中両国語文学雑誌「藍・ブルー」(すでに停刊)の編集者。普通中国人の翻訳家は、日語の中国語に訳す仕事が多いが、彼女の場合、中国の良書を日語に訳す仕事をしている。中国人としてどんなを日人に読んで欲しいか、そういう観点で翻訳の仕事を選んでいるという。彼女のこれまでの訳書は劉振雲の『温故一九四二』(中国書店)、廖亦武の『中国低層放談録』(中国書店)など地味だが、これぞ良書というものばかりだ。 ■そんな彼女が今、絶賛して勧めるのが『殺劫』なのである。普通の中国人なら国

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    Baatarism 2009/03/22
  • ブログエントリ:イザ!

    ■ホワイトデー・イブの13日、女性記者たちが、官邸でおこなわれた昼ぶら(昼のぶら下がり取材)のときに、麻生首相からホワイトデーのプレゼントとして、白いICレコーダー(4100円)と自筆の手紙(コピー)をもらったそうだ。2月13日のバレンタインデー・イブに...

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    Baatarism 2009/03/16
  • 雑談:オフ懇と匿名取材:北京・官邸趣聞博客(ぺきん・かんていこねたぶろぐ)

    ■ホワイトデー・イブの13日、女性記者たちが、官邸でおこなわれた昼ぶら(昼のぶら下がり取材)のときに、麻生首相からホワイトデーのプレゼントとして、白いICレコーダー(4100円)と自筆の手紙(コピー)をもらったそうだ。2月13日のバレンタインデー・イブに女性記者有志がチョコと寄せ書きを贈ったのだが、そのお礼。ちなみに福島はこの有志メンバーには入ってません。2月13日は夜勤だったので、チョコを渡した2月13日の夜ぶら(夜のぶら下がり取材)にはいなかったのだ。残念!ICレコーダーはともかく、私も首相自筆の手紙欲しかったよ。 ■しかし、ホワイトデーの返礼はバレンタインデーの何倍、とかいう暗黙の掟は、官邸でも生きていた。人数分(8人)とそれぞれにコピーとはいえ自筆の手紙をそえての返礼とは、麻生さん、なんともマメな人である。ちょっと印象的だったのは、ホワイトデーのプレゼントを代表の民放女性記者に手渡

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    Baatarism 2009/03/16
  • 国内の「政治とカネ」の問題よりチベット問題が気になるわけ:イザ!

    ■あ~、寒かった、しんどかった。きょうは一日、雨のなか小沢番。住宅街の張り番はトイレにこまるし、ひまな時間があるから、いろいろ考えるし(私なんでこんなことしてるんだろう?とか)。こういうとき、同じ小沢番にかり出されている他社の総理番記者同士で協力して、30分ごとに交代して車の中で暖をとったりすると、読者から談合とかいわれるのだろうか。いいよ、談合で。こんな仕事で、私は自分の体力や気力を消耗したくない。 ■ところで、さる人から、こういう「政治とカネ」がらみ事件については、捜査の中身が見極められるまで、安易に見立てをいうべからず、といわれた。こういう事件のときに真っ先に逮捕される公設秘書というポジションの人が、果たして当に容疑に見合った罪があったかどうかというのは、起訴事実が明らかにならないと分からない。明らかになってもわからなかったりするけど。政治家の矢面にたって最初に逮捕されて、ときには

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    Baatarism 2009/03/05
    やっぱり、この人を首相番にしているのは間違いだと思う。ローテーションの必要があったとしても、アメリカなど別の国に行かせれば良いのに。
  • 雑談②いつまでたっても慣れない総理番のお仕事:イザ!

    ■麻生政権の成立にともない、私の番記者生活がスタートしたが、正直いうと、4カ月たったいまもまだ、番記者の仕事になれない。耳慣れない用語や習慣なんかも多い。「経読み」「壁耳」って何?オフレコといっているのに書いていいの?官房長官らの「慎重に考慮します」「前向きに検討します」という発言はどういう意味? ■ちなみに「経読み」とは法案の趣旨説明。お経を聞いているのと同様、眠くなるから。「壁耳」というのは、クローズドの委員会などのとき、会議室のドアの隙間に耳をあてて、中の話を聞くこと、もしくはその内容。それって盗聴やん。それを記事にかいていいんですかぁ?→いいんだそうです。でも、それなら委員会室に盗聴器しかけたり、その外で集音機(探偵さんとかがつかっているやつ)で、声をとって記事書いてもいいってことにならないのか?これはダメだそうだ。では補聴器は?ガラスコップを扉に当てるのはいいのか?疑問はつのる。

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    Baatarism 2009/01/22
    「政治部記者とは、つまるところ、みんな誰かの番記者。政治部記者とは番記者集団だといっていい。」「番記者というのは、私の観察するかぎり、けっこう自分の番についてる政治家に肩入れする傾向がある。」
  • 雑談:政治家って人気商売なんだ。:北京・官邸趣聞博客(ぺきん・かんていこねたぶろぐ)

    ■先日(1月10日)、産経新聞主催で開かれた全国学生論文大会・土光杯のトリテキ(テープ起こし)に動員された。22日の新聞に、優秀作品の要旨が載るので、詳しくはそちらを見ていただくとして、ちょっと印象に残ったのが賞外の「地方議員となって地域から日をかえる」という内容の論文を発表した池田裕文さん(東北文化学園大2年)。質疑応答タイムで、弊社の斎藤勉編集局長に「今の国会議員で誰が好きですか?」ときかれて、「麻生首相」と答えていた。 斎藤「なんで?」 池田「今までのようにただ座って人の話を聞いている首相より、批判されようと、こうしてみようか、ああしてみようかと、ちょっと意見が出せるところが憧れ」 斎藤「でも漢字よめないよ」…。 ■尊敬する政治家、優秀な政治家ではなくて、好きな政治家は?という問いがでてしまうあたり、そうか、政治家って人気商売なんだ、とあらためて思った。そう、選挙で誰を支持するか、

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    Baatarism 2009/01/16
    「麻生首相は、どうして、今、国民の支持率がどんどん下がっているのか。(中略)総理番記者になって4カ月目の私の目からみると、その理由は、麻生さん自身が、人気取りを潔しと思っていないフシがある。」
  • 総理番のお仕事⑨麻生さんと李肇星さん:イザ!

    ■前中国外交部長、つまり中国の前外相だった李肇星さんが先週、首相官邸を訪れ、支持率急落に気落ちしていた麻生太郎首相に「中国人民は麻生政権を支持しているよ!」とエールを送った。二人が会うなりいきなり熱い抱擁をかわし、背中をたたき合ったのには、ちょっと驚いたよ。え?そんなに仲よかったん?実は仲よかったみたいです。そういえば、この2人、ちょっと似ている。雰囲気とか、不適当発言で反感かってなんか損するところとか。というわけで、今回は麻生さんと李肇星さんの関係から、日中関係を考えてみたい。 ■李肇星さんが現役外相時代、私は全人代の会見現場にいったこともあるし、テレビで幾度となく彼の記者会見を目にした。ちょうど日中関係が「政冷経熱」(政治関係は冷え込んでいるが、経済・貿易関係は絶好調)といわれた小泉純一郎政権時代。山東なまりのべらんめぇ調で、日についても結構いいたい放題だった。 ■たとえば、小泉首相

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    Baatarism 2008/12/12
    口の悪さが災いしたところでは似たもの同士なんですね。
  • 総理番のお仕事⑦イン天草:イザ!

    ■6、7日は麻生首相の地方遊説にくっついて、長崎、熊に出張した。地方遊説をおっかける、これも総理番のお仕事だ。総理の各地の街頭演説などを聞き、その発言を記録し、また事故、不測の事態に備えるのが、目的だが、首相はものすごい早さで移動するので、正直、ついていいくだけで精いっぱい。日程では、九州の五島列島・諫早・雲仙・天草市・熊市と巡ったが、のですが、交通の手配がつかず、五島列島にいくのは断念。福島は諫早市から合流。この判断は正解だった。五島列島のスケジュールについていけたのは、番車とよばれる総理の車列のすぐ後ろの走行を許可されている時事・共同の車だけだったから。(普通の記者がのるタクシーなどは、総理の車列が通りすぎるまで動けません。) ■しかも、途中、ノートパソコンを壊すというアクシデントが。山道を走るタクシーの中でパソコンを打っていると、けっこうぶつけてしまう。で、液晶がちらちらしてきた

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    Baatarism 2008/12/09
    麻生総理のこういうところはいいんだけどねえ。「日本のもっている力のゲンズイ」はご愛敬か。w
  • 総理番のお仕事番外・中国は麻生首相をどう報道しているか。:イザ!

    ■先週末、夜回りのタクシーの中で、ラジオが流れていて、麻生首相の漢字が読めないことや失言・放言の多さについて、パーソナリティーとコメンテーターがこき下ろしていた。すごいな、公共の電波で自国の宰相をここまでばかにできるなんて、中国人記者が聞いたら目を丸くするだろう。かの国ではこのラジオの100分の1の毒や批判ですら、番組制作者のクビがとび、労教(労働教養所労働による思想改造施設)おくりになりかねない。 ■で、そのラジオを聞きながら運転手さんにも聞いてみる。「麻生首相をどう思う?」。そうそう、北京でもタクシー運転手とのよくこんなおしゃべりしたなあ、と思い出しながら。中国のタクシー運転手にこういう質問をすると、共産党は汚職だけらけでけしからん、という話でもりあがる。公共の場では、共産党万歳といっていても、外国人に対しては、共産党への不満を隠さない。 ■で、その日、私が乗りあわせたタクシー運手さん

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    Baatarism 2008/11/27
    「日本人の漢字と中国文化に対する理解は、単に中国古典文化に対する尊敬の念を証明するだけで、現代の中国に対する理解を意味しているわけではない」 中国側が岡田英弘と同じような考え方をしているのは興味深い。
  • 総理番のお仕事⑥国籍法のゆくえ:イザ!

    ■国籍法改正問題の質問を総理ぶら(総理ぶら下がり取材)で出してほしいというご要望に応えようと、総理番記者としては努力しているのですが、きのうも質問できませんでした。すみません。首相はAPEC外遊中なので、次のチャンスは火曜日。 ■いいわけになりますが、総理ぶらの質問は、好き勝手にできません。限られた時間になにを質問するかは、その月の幹事社(月ごとに各社が交替でうけもつ世話役みたいなもの)に「こういう質問したい」と申し込んで、みなの意見を聞きながら、質問の順番を調整するのです。ちなみに、「国籍法」や「対馬問題」は各社から「産経ネタ」とよばれ、つまり産経新聞(読者)しか興味をもっていないテーマとみられています。質問は、みんなが聞きたいものから優先順位がきまっていくので、産経しか質問しないネタは後に回ります。たとえば20日の昼ぶらでは、①郵政株売却凍結問題②道路財源一般化の1兆円地方配分問題③2

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    Baatarism 2008/11/21
    「「国籍法」や「対馬問題」は各社から「産経ネタ」とよばれ」か。
  • 中国が世界同時不況に貢献する方法:イザ!

    ■もう北京特派員ではないが、やはり、中国のことは気になる。特に中国経済がどうなるか。あらゆる矛盾がぎりぎりまで膨張している中国では、高度経済成長が持続しているという点が最後の砦、これがくずれると、マグマのようにいろんな問題が表に吹き出す可能性がある。現に、中小企業が万単位でばたばた倒産している広東省珠海デルタの深センでは暴動、労働争議がぼこぼこおきている。農村の暴動はともかく、都市部でも社会不安が顕在化しているということは、かなり危うい。 ■で、中国はこの世界的な金融危機をうまく乗り越え国内経済の持続的成長を維持できるのか。ということが、今後の中国政治社会の安定においても、グローバルな金融秩序の再建においても、かなり重要なポイントだろう。というわけで、きょうは、ひさびさに、今の中国がこの世界金融危機の中、どういう経済政策を打ってでているか、それがどんな効果があるかを考えたい。中国ってば、私

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    Baatarism 2008/11/12
    中国の内需拡大策の財源は、「全体のうち中央財政出動が2割くらいをしめて、2割が企業債(社債)、あとの6割が銀行融資、らしい」。あと、外貨準備高をIMFに拠出するつもりはないそうな。