彼らにとって、中国とはどういう存在なのか。中国の現状を、彼らはどう評価しているのか。学生組織「学民思潮」の主要メンバーの一人として2つの運動を経験した大学生・周庭(アグネス・チョウ)さんに、立教大学で香港政治を研究する倉田徹教授が聞いた。 周庭さんらは2016年に政党「香港衆志」を結成。同年9月の立法会(香港の議会)選挙で「雨傘運動」の学生リーダーの一人であった羅冠聡(ネイサン・ロー)を当選させたが、羅冠聡は就任時の宣誓のやり方を問題視され、議員資格を剥奪された。周庭さんは3月11日投票の補欠選挙で、羅冠聡の議席を奪還すべく、立候補することを正式に表明した。