トランプ氏がイスラム教圏7か国からの入国を拒否するという暴挙に出ていて、米国は言うまでもなく世界中に波紋を呼び起こしています。 この事件、なかなか興味深い点があるので、自分なりに整理しておきたいと思います。 1. トランプ氏の選挙公約は「イスラム教徒」の入国禁止だった。 ですから、7か国からの入国禁止というのはそもそも公約通りじゃない。まあこれに関しては「イスラム教徒」というのはハナから不可能だとワタクシも思っていたから、ちょっと油断していました。逆に言えば「イスラム教徒」で分類するのが事実上不可能なので、どうしても早く実施するために「懸念地域7か国」つまり「国」という切り口をこじつけて実施した。まあ猿知恵としか言いようがありませんが、「スピーディーに公約を実行するかっこいいやり手大統領」という印象にこだわるためか、非常に荒っぽいやり方になったと思います。(余談ですが、選挙前後から、トラン