ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/nippon (12)

  • 京都は40年前に路面電車を廃止した、大きな過ちだった

    <1895年に日初の市電が京都市に誕生し、その後、日最大の路面電車網となったが、今はもうない。世界各地で市街中心部への車の乗り入れを禁止しようという動きがあるが、京都の市電を復活させる手立てはないのか> 京都市を訪れる観光客は年間5700万人近くに上るが、その中で、この街がかつて日最大の路面電車網を誇りにしていたことを知っている人はごくわずかだろう。 京都は美しい街であり、日文化の中心だ。今年は明治維新から150年目を記念するさまざまな祝賀イベントが行われている。その一方で、祝賀気分は薄れるものの、京都の歴史におけるもう1つの出来事がある。「市電」の名で親しまれた路面電車網が全面廃止されてから、今年で40年目を迎えるのだ。 最近は世界各地で、市街中心部への車の乗り入れを禁止しようとする取り組みが目立つ。さらに、シドニーをはじめ、かつては広範囲の路面電車網を誇りにしていた多くの都市が

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    Baatarism 2018/05/30
  • 「AKB48」式アイドルが韓国アイドルより中国で人気の理由

    2017年8月、横浜アリーナで開催されたアイドルフェス「@JAM EXPO 2017」に出演した中国アイドルグループ「Idol School」(写真提供:Idol School) <AKB48そのものではなく、AKB48に代表される日のグループアイドルのビジネスモデルが、いつの間にか海外に広まっている。一説によれば、中国では2016年、200以上のアイドルグループが誕生したというが...> 今、中国に「アイドル戦国時代」が到来しているという。メンバーは中国人だが、スタイルは日式。いわゆるグループアイドルと呼ばれる存在だ。 グループアイドルとはAKB48をイメージしていただければわかりやすい。「多人数の女性から構成され、卒業制度があり、ファンとの距離の近さを売りにする存在」とまとめられるだろう。日アイドル歴史は長いが、直近で見ればモーニング娘。(1997年結成)を起点とし、AKB

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    Baatarism 2017/09/12
  • 日本人が知らない、中国人観光客受け入れの黒い歴史

    <年間600万人以上の中国人観光客が日を訪れるが、一方で「白タク」や「違法民泊」など、さまざまな問題が発生している。実は昔も今も、中国客で日人は儲けられていない。それはなぜか。どうすればいいのか> 中国人観光客の数が今年に入って伸び悩んでいる。昨年トップで過去最高の年間637万人となったが、日政府観光局(JNTO)による2017年上半期(1~6月)の集計では、実は前年比わずか6.7%増であり、ここ数年の倍々ゲーム(14年83.3%増、15年107.3%増、16年27.6%増)のような勢いが減速しているのは明らかだ。 「爆買い」と呼ばれた旺盛な消費力も陰りを見せている。すでに昨年の時点で、外国人1人当たりの消費額トップはオーストラリア客にとって代わられている(今年第2四半期も英国、イタリアに次ぐ3位)。個人レベルでみると、もはや彼らが日でいちばんお金を落とす人たちではないことを観光庁

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    Baatarism 2017/09/03
  • 洋食は「和食」なのか? NYに洋食屋をオープンした日本人の挑戦

    「バー・モガ」のエグゼクティブシェフ、秋山剛徳 Satoko Kogure-Newsweek Japan <オムライス、ハンバーグ、エビフライ、コロッケ......どこか懐かしい日の「洋」だが、これって日料理なの?> 「人種のるつぼ」と呼ばれるニューヨークには世界各国の料理が集結し、そのジャンルも高級料理から家庭料理までと幅広い。大人気の「和」ひとつをとっても、寿司屋からうどん屋、おにぎりショップからラーメン屋まで多種多様だ。 そんなニューヨークに今年4月、日人シェフによる「洋屋」が誕生した。オシャレなウエストビレッジ地区にオープンした、赤煉瓦づくりの「バー・モガ」だ。和レストランがひしめくニューヨークでも、「日の洋屋」は初めてかもしれない。 扉を開くと大正ロマンを彷彿させるモダンな空間が広がり、メニューにはオムライスにハンバーグ、エビフライにコロッケ、グラタンなど、どこ

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    Baatarism 2017/06/20
  • 居酒屋不況の勝ち組「鳥貴族」のブレない信念

    特徴的な黄色と赤の看板。このように、1階ではなく、家賃の安い空中階に出店することも多い 写真提供:鳥貴族(すべて) <低調続きの日の居酒屋業界にあって、急成長を遂げている「鳥貴族」。その強さはどこから来るのか> 日フードサービス協会によれば、2016年の外産業市場はファストフードを筆頭に業界全体が好調だった。しかし、「パブレストラン/居酒屋」だけは売上高が前年比92.8%と、実に8年連続して前年を下回っている。 そんな低調続きの居酒屋業界にあって、2011~2016年の5年間で売上高は約3倍、営業利益率は約10倍とまさしく急成長を遂げているのが、大阪を発祥とする「鳥貴族」だ。黄色ベースに象形文字のような店名を赤文字で描いた、印象的な看板を目にしたことがある読者も多いのではないか。 鳥貴族は、一流ホテルのイタリアンレストラン出身の大倉忠司がさる焼き鳥店でナンバー2として経営や多店舗展開

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    Baatarism 2017/06/13
  • 日本「民泊」新時代の幕開け、でも儲かるのは中国企業だけ?

    <先日話題になった「消えた外国人観光客」。訪日観光客は増加が続いているが、日の観光産業発展に直結しているとはいいがたい。今国会で民泊新法が成立し、民泊業界がさらに拡大することが見込まれているが......> 訪日外国人観光客の増加が続いている。2016年は2400万人を突破。今年1~4月は911万6000人と前年同期比16.4%増を記録した(日政府観光局、2017年5月19日発表)。 しかし、昨年話題となったのは、中国人観光客の「爆買い」終了だった。「爆買い」はもともとは"1人当たり買い物額20万円台後半"という旺盛な消費欲を意味する言葉だ。2015年秋に新語・流行語大賞に選ばれたが、実際には1人当たり買い物額は同年冬がピークだった。 【参考記事】流行語大賞から1年、中国人は減っていないが「爆買い」は終了 そして今、話題となっているのが宿泊客数の伸び悩みだ。朝日新聞は5月24日に「ユー

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    Baatarism 2017/06/09
  • 「日本はWi-Fi後進国、外国人が困っている」に異議あり!

    <日はフリーWi-Fi後進国だとよく言われるが、これは正しいのか、当に訪日観光客は困っているのか。今となっては、Wi-Fi整備を進める方針をむしろ見直すべきかもしれない> 【シリーズ】外国人から見たニッポンの不思議 日は「Wi-Fi後進国」であり、外国人観光客の最大の悩みの種になっているという。グーグルで検索すると、約5580件の関連する記事やブログがヒットするうえ、筆者の周りにも「これで東京五輪?」と日の後進性を嘆く人が多い。今回、編集部から「なぜ日はフリーWi-Fi後進国なのか?」というお題を頂いたことも、そうした問題意識が広く共有されていることの表れかもしれない。 もっとも、当に外国人観光客はフリーWi-Fiの少なさに困っているのだろうか。 私は定期的に中国人を中心に外国人観光客の取材を行っているが、数年前までは確かにフリーWi-Fiがなくて不便だという感想が多かった。お

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    Baatarism 2017/03/17
  • 技能実習制度の適正化が10年後の日本経済を潤す源泉に?

    <2016年11月に公布された技能実習法。問題の多かった技能実習制度を適正化することを目的とした新法だが、一見無関係な観光産業にも影響を及ぼすかもしれない> 【シリーズ】日の観光がこれで変わる? 日を訪れた外国人観光客の一部は、東京や大阪などの大都市をめぐって驚いているかもしれない。日は移民社会ではなく、外国から単純労働者を受け入れていないと聞いていたのに、お店やレストランでは外国人がたくさん働いているじゃないか、と。 だが、実はそんな観光客が接点をもたない産業の現場には、さらに多くの外国人労働者が存在している。いわゆる技能実習生たちだ。 「技能実習生」という言葉を目にしたところで、ピンとこない人も少なくないだろう。 技能実習制度は、日国内のさまざまな業界における技能を外国人が修得することによって、発展途上地域への技術移転を図り、先進国としての国際的責任を果たすことを目的とした制度

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    Baatarism 2017/01/20
    適正化できるかどうかは疑問だけど。
  • 「カジノ法案」で日本への観光客は本当に増えるのか | 高口康太(ジャーナリスト、翻訳家) | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    <2016年末、「カジノ法案」とも呼ばれるIR推進法案が成立した。「経済効果が大きい」「いや、ギャンブル依存が増えるだけ」と賛否両論だが、どんな影響があるのか。先行する他国のカジノも参考に考えてみると...> (写真:日のIRのモデルとされるシンガポール。有名な高級リゾートホテル「マリーナ・ベイ・サンズ」では、床面積が全体の5%に過ぎないカジノ施設が利益の大半を生み出している) 【シリーズ】日の観光がこれで変わる? 2016年12月15日、国会で「カジノ法案」が成立した。未明の強行採決で決着したこともあり注目を集める騒ぎとなったが、約1カ月が過ぎた今こそ冷静に考える機会なのではないか。 「カジノ法案」によって、日には何がもたらされるだろうか。推進派が言うように、日への観光客が増えるのだろうか。 報道では「カジノ法案」なる名称が繰り返されていたが、法案の正式名称は「特定複合観光施設区

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    Baatarism 2017/01/14
  • 東京はイスラム教徒やベジタリアンにとっても「美食都市」か

    <今後さらに多くの外国人観光客を日に呼び込むには、ムスリム(イスラム教徒)やベジタリアンのに関するニーズに応える必要がある。取り組みは進んでいるが、果たして彼らの心をつかむ施策となっているのか? 在住者たちに音を聞いた> (写真:ハラルうどんをべるインドネシア人の留学生(千葉、2014年)) 【シリーズ】五輪に向けて...外国人の音を聞く 観光立国を目指す日の取り組みが着々と実を結んでいる。訪日外国人観光客数は今年初めて2000万人の大台を突破した。年末までには2400万人に達すると予測されている。 今年3月に開催された「明日の日を支える観光ビジョン構想会議」では、東京五輪が開催される2020年に2000万人、2030年に3000万人の外国人観光客を招致する目標を、2020年に4000万人、2030年には6000万人と上方修正した。従来から倍増という強気の数値目標だ。 目標達

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    Baatarism 2016/12/26
  • 新宿―東京は何線で? 日本の交通案内は分かりやすいですか

    <世界有数の複雑な電車網が張り巡らされた東京。しかも日語や日特有の案内用図記号が外国人に理解しづらいといわれる。実際のところ、外国人たちは移動に困り、道に迷っているのか。路上で聞いてみたところ...> 【シリーズ】五輪に向けて...外国人の音を聞く 12月1日、銀座線上野駅にパンダPepperが登場し、話題となった。Pepperはソフトバンクのロボット・コンパニオン。上野のシンボルであるパンダ風の塗装をほどこしての登場となった(下記は台東区観光課公式ツイッターアカウントのつぶやき)。しかし、白黒に塗り分けられた姿はパンダというよりは異星人に近いのではないか。痩せすぎなのが悪いのか、邪悪な目つきが悪いのか、ともかく違和感満載だ。 台東くん!パンダPepperくんが上野に出現パゴッ!バイリンガルのPepperくんは、六か国の言語で、上野駅周辺の案内や交通の案内をしてくれるパゴッ!来年3月

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    Baatarism 2016/12/09
  • ママチャリが歩道を走る日本は「自転車先進国」になれるか

    自転車が堂々と通れる車道が少ない日。ヨーロッパ人から見れば、明らかに「自転車後進国」だろう。来は車道を通るべきなのに、歩道を通るものという誤解が蔓延し、自転車の絡む交通事故も多い。カギとなるのは自転車レーンの整備。その先陣を行く栃木県宇都宮市へ取材に行った> (写真:「自転車のまち」栃木県宇都宮市で整備が進められている自転車レーン) 【シリーズ】日再発見「日ならではの『ルール』が変わる?」 2020年の東京五輪は、各競技会場がそれぞれ離れすぎないよう、できるだけ一定圏内に固めて配置する「コンパクト開催」を売りにしている。そこで脚光を浴びているのが、移動手段としての自転車だ。世界中から五輪競技を観覧に来る外国人の中には、都内を自転車で動き回ろうという人も少なくないだろう。 また、外国人だけでなく、最近は通勤手段として、あるいは休日の趣味やスポーツとしても、自転車の人気は高まっている

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    Baatarism 2016/10/08
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