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日本文学に関するBasilio_IIのブックマーク (82)

  • 北米日本研究資料調整協議会(NCC)と国文学研究資料館(国文研)、北米の研究機関が所蔵する日本語の古典籍資料のデジタル化に向けた助成プロジェクトを開始

    北米日本研究資料調整協議会(NCC)と国文学研究資料館(国文研)、北米の研究機関が所蔵する日本語の古典籍資料のデジタル化に向けた助成プロジェクトを開始
  • 国立公文書館、令和6年春の特別展「夢みる光源氏―公文書館で平安文学ナナメ読み!―」を開催中

    2024年3月16日から5月12日まで、国立公文書館(東京都千代田区)において令和6年春の特別展「夢みる光源氏―公文書館で平安文学ナナメ読み!―」が開催されています。 特別展では、「夢」をテーマとして、『源氏物語』やその注釈書を中心とした平安文学に関する資料が展示されています。和歌や物語では、「夢」が不思議な力を持つものとして描かれており、それらを読むことによって平安時代の精神世界に迫ることができるとあります。 入場は無料です。関連イベントも開催されます。 展示会情報(国立公文書館) https://www.archives.go.jp/exhibition/index.html#ex_0603 ※開催中の展示会として「令和6年春の特別展 「夢みる光源氏―公文書館で平安文学ナナメ読み!―」」とあります。 https://www.archives.go.jp/exhibition/pdf/2

    国立公文書館、令和6年春の特別展「夢みる光源氏―公文書館で平安文学ナナメ読み!―」を開催中
  • 花も花なれと詠んだのは――ガラシャの「辞世」|やぎ

    何の折りだったのかは忘れたのですが、ガラシャの辞世が小説でどう書かれているか知りたくなって、手近にあったので山田風太郎を開いたことがあります。「忍法ガラシャの棺」だったかと。 ところが、作中のガラシャは辞世を詠んでいない。あれ? と思いましたですよ。 ガラシャの辞世と言えばなんといっても、 散りぬべき時知りてこそ世の中の 花も花なれ人も人なれ 有名 で、ガラシャを扱ったの題名にも、しばしば採られています。 こう、なんといいますか、実に山田風太郎的な辞世です。死ぬべき時に死ねなかったつらさを何度も書いている人ですから。なのに山田風太郎はガラシャを書くのに、この辞世を持ってきていない。 おかしいなと思って『人間臨終図鑑』を見てみたのですが、ガラシャの頁はあるのにこの辞世は載っていないんですよね。 山田風太郎はこの辞世を知らなかったのか……と考えて、ふと気づきました。 違うかもしれない。 そも

    花も花なれと詠んだのは――ガラシャの「辞世」|やぎ
  • 与謝野晶子の戦争と平和 - 東京大学出版会

    明治、大正、昭和という激動の時代を生き抜いた文学者が、満蒙旅行を経験することでいかなる中国とのかかわりが生まれたのか。数多くの文化人が訪れ、表象された「満蒙」と向きあい、歌人として、評論家として自らの言葉を発信しつづけた与謝野晶子と日中戦争をめぐる時代像を描きだす。 はじめに 第一部 表象された満蒙 第一章 満蒙という物語と与謝野晶子 第二章 想像力の投影先としての満蒙 第三章 晶子の風景、杢太郎の眼鏡 第二部 記録された「事実」 第四章 将軍夫人との劇的な出会い 第五章 張作霖爆殺事件の後 第六章 晶子が見たもの、見えなかったもの 第七章 満蒙という物語の続き 第三部 行き違いの響きあい 第八章 海を越えた詩心――「小詩」誕生のきっかけ 第九章 貞操論と文化誤読 第一〇章 女性評論の翻訳と紹介 第一一章 時事批評の射程――魂のリトマス紙になった言論 おわりに 張 競 1953年生まれ。華

    与謝野晶子の戦争と平和 - 東京大学出版会
  • 井上靖の歴史的想像力 山田哲久(著/文) - 鼎書房

    初版年月日 2023年12月30日 書店発売日 2024年2月2日 登録日 2023年12月23日 最終更新日 2024年1月23日 紹介 歴史小説はどのように書かれるのか。 最初の歴史小説『漆胡樽』から、大岡昇平との間に論争を生んだ『蒼き狼』まで、現代小説『闘牛』で芥川賞を受賞した井上靖が歴史小説の書き手として認識されていく過程の中で書かれた歴史小説の生成過程を捉える研究。 『天平の甍』や『敦煌』、『蒼き狼』など多くの歴史小説を残した井上靖。 それらの背景には、歴史学の成果や同時代の歴史学者の助言による裏付けがあった。 井上靖の歴史小説は、歴史学の成果をどのように取り込み、また歴史学にどのように応答していたのだろうか。それぞれの歴史小説作品の資料となった文献を特定し、それらが小説化される過程において働いていた歴史的想像力の性質に迫る。井上靖の歴史小説の評価を再検討すると共に、歴史小説が同

    井上靖の歴史的想像力 山田哲久(著/文) - 鼎書房
  • ミステリと『源氏物語』研究 : 森谷明子『千年の黙(しじま)』から(<特集>日本文学協会第62回大会二日目文学研究の部 <文学>の黄泉がえり)

    この論文で私は、森谷明子氏の推理小説『千年の黙 異源氏物語』(二〇〇三年)が二〇世紀前半までの古典学の成果を再生させたことについて考察した。『千年の黙』は、『源氏物語』研究の成立論で生まれた仮説-「かかやく日の宮」という現存しない巻が元来あった-を素材とする。現在の研究ではこの仮説はあまり注目されないものの、森谷氏は大野晋氏の研究書(一九八四年)によって成立論を知り、その後風巻景次郎氏の説(一九五一年)に感銘して小説の素材にした。風巻説の論証過程と推理小説の型の類似性が森谷氏の感銘の原因とみなせる。『源氏物語』の成立論は、和辻哲郎が一九二〇年代にドイツ文献学のホメロス研究の方法を導入して始まったが、後にその方法は確実性を欠いてしまった。しかし、その不安定性こそが創作を導いたのであり、新たな研究の可能性を拓くとも考えられる。

  • 福岡県立図書館、デジタルライブラリに夢野久作の「日記」を追加

    2023年12月15日付けで、福岡県立図書館が、同館デジタルライブラリに小説家・夢野久作(1889-1936)の「日記」を追加したことを発表しました。 同館所蔵の杉山文庫「夢野久作関係資料」にある「日記」のデジタル画像を公開しているということです。杉山文庫の資料は同館への寄託資料であるため、今回公開されたデジタル画像の印刷及びダウンロードには、原所有者の承諾が必要であるとしています。 福岡県立図書館 https://www2.lib.pref.fukuoka.jp/ ※新着情報に、2023年12月15日付けで「デジタルライブラリに夢野久作の「日記」が新たに加わりました!」とあります。 福岡県の文学資料(福岡県立図書館デジタルライブラリ) https://adeac.jp/fukuoka-pref-lib/top/topg/theme/kindai/bungaku.html 参考: 福岡県

    福岡県立図書館、デジタルライブラリに夢野久作の「日記」を追加
  • 02『相馬の金さん』と江戸っ子|【連載】江戸が東京に変わるとき――松廼家露八(まつのやろはち)の場合(目時美穂)

    文学通信|多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出す出版社 日語・日文学の研究書を中心に、人文学書全般を刊行する出版社、文学通信のブログ。 文学だけにこだわらず周辺領域も含め、意欲的に刊行していきます。 出版活動と同様に、webでも積極的に活動することで、多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出していきたいと思います。 〒113-0022 東京都文京区千駄木2-31-3 サンウッド文京千駄木フラッツ1階101 電話03-5939-9027 FAX03-5939-9094 info@bungaku-report.com インボイス登録番号:T4011501023591 02 『相馬の金さん』と江戸っ子 前回、松廼家露八こと土肥庄次郎は勝利に寄与するために彰義隊に加わったのではないかといった。だが、決戦と目していた上野で敗れてのちも、彼の戊辰戦争は終わらない。敗北ののちさらに、

    02『相馬の金さん』と江戸っ子|【連載】江戸が東京に変わるとき――松廼家露八(まつのやろはち)の場合(目時美穂)
  • 【第163回】大河ドラマに備えて作家・紫式部の人生を知る|世の中ラボ|斎藤 美奈子|webちくま

    ただいま話題のあのニュースや流行の出来事を、毎月3冊の関連を選んで論じます。書評として読んでもよし、時評として読んでもよし。「を読まないと分からないことがある」ことがよく分かる、目から鱗がはらはら落ちます。PR誌「ちくま」2023年12月号より転載。 来年、2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」は紫式部が主人公だ。公式サイトではこんな風に紹介されている。 〈時代は平安/千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書きあげた女性/「光源氏」の恋愛ストーリーの原動力は/秘めた情熱と想像力 そしてひとりの男性への想い/その名は藤原道長/変わりゆく世を自らの才能と努力で生き抜いた女性の/愛の物語〉 さらにいわく。〈このドラマ全編を通じて、ときに惹かれ、ときに離れ、陰に陽に強く影響し合うソウルメイト【藤原道長】への、紫式部の深くつきることのない想いを表します〉。 微妙にウンザリした気分になる。紫

    【第163回】大河ドラマに備えて作家・紫式部の人生を知る|世の中ラボ|斎藤 美奈子|webちくま
  • 神奈川近代文学館、「中島敦直筆資料デジタルアーカイブ」を公開

    2023年12月1日、神奈川近代文学館が「中島敦直筆資料デジタルアーカイブ」を公開したと発表しました。 同館が所蔵する小説家・中島敦の原稿、ノート、手帳、日記、絵画などの直筆資料を、インターネット上で自由に検索、閲覧できるというものです。 「中島敦直筆資料デジタルアーカイブ」を公開しました(神奈川近代文学館, 2023/12/1) https://www.kanabun.or.jp/news/19384/ 中島敦直筆資料デジタルアーカイブ https://www.kanabun.or.jp/nakajima/ 参考: 神奈川近代文学館、夏目漱石に関するデジタル化資料群を収録した「Web版夏目漱石デジタル文学館」を格稼働 [2016年2月15日] https://current.ndl.go.jp/car/30724

    神奈川近代文学館、「中島敦直筆資料デジタルアーカイブ」を公開
  • 近代短歌全文テキストデータベースの構築

    文学研究をはじめとした諸分野において, 一定規模のテキストを素早く, 網羅的に検索可能な環境が整備されていることは研究基盤の点から重要である.しかし,近代短歌は研究に利用可能な電子テキストの蓄積が十分ではない.また,日文学研究者はプログラミング技術等を用いたテキストの処理・分析手法をとる場合はいまだ少なく,テキストの構築に加え,データの利用環境としての検索・分析インターフェースの整備も必要である.そこで研究データとしての近代短歌の電子テキストの作成及びその利用環境としての全文検索システムを構築し,「近代短歌データベース」として公開した.稿ではその構築過程と実現した機能の詳細,近代短歌研究における利用事例について述べる.

  • 坂口安吾、幻の探偵小説を発見 全集未収録、文芸誌掲載へ | 共同通信

    Published 2022/12/06 16:15 (JST) Updated 2022/12/06 16:29 (JST) 「堕落論」「白痴」などで知られる作家坂口安吾(1906~55年)がデビュー間もない20代半ばに執筆した「探偵小説」が見つかったことが6日分かった。戦前のタブロイド紙に発表していたが、全集などには未収録で、長らくその存在は知られていなかった。識者は「全くの新資料」と説明。7日発売の文芸誌「新潮」に掲載される。 小説は「盗まれた一萬圓」と題された、400字詰め原稿用紙30枚ほどの短編。週刊紙「東京週報」33年10月15日号に発表された。旧家を舞台に、書斎から1万円が消えたという導入から、語り手の医師が「名探偵」として捜査に乗り出す物語。

    坂口安吾、幻の探偵小説を発見 全集未収録、文芸誌掲載へ | 共同通信
  • 豊穣な天才「森鴎外」の世界にようこそ 海堂尊が描く複雑怪奇な人生|ちくまプリマー新書|海堂 尊|webちくま(1/4)

    軍医・作家、啓蒙家……どの分野でも一流の仕事を残した森鷗外。『チーム・バチスタの栄光』シリーズで知られる海堂尊氏による評伝がちくまプリマー新書『よみがえる天才』シリーズより登場しました。さまざまな肩書きをもつ鷗外はその複雑な人生をどのように生きたのか? 書の序章を公開します。 森鷗外という名を聞くと、みなさん、どんな印象が浮かぶでしょう。 真っ先に思いつくのは「舞姫」の作者、明治の大文豪というあたりでしょうか。 あるいは第八代軍医総監として8年半、陸軍軍医部のトップを務めた優秀な陸軍省の官僚という顔もあります。日清・日露戦争では米の兵に固執し、多数の兵のいのちを失うことになった元凶だ、とも言われています。 その素顔はどのようなものだったのでしょう。 鷗外は筆名で名は林太郎、文久2年1月19日生まれ、西暦で1862年2月17日です。石見の国、津和野藩の鹿足郡津和野町田村横町に父静男、

    豊穣な天才「森鴎外」の世界にようこそ 海堂尊が描く複雑怪奇な人生|ちくまプリマー新書|海堂 尊|webちくま(1/4)
  • デイモンとピシアス (鈴木 三重吉)

    小説家、児童文学者。広島市猿楽町に生まれ、九歳で母を失う。東京帝国大学文学部英文学科在籍時、私淑する夏目漱石に送った「千鳥」が、夏目の推薦を得て「ホトトギス」に掲載される。大学卒業後、一時、中学校教師を務めたが、「小鳥の巣」「桑の実」などを発表、小説家としての評価を高める。娘「すず」のために、子供の読み物をあさったことをきっかけの一つとして、童話への関心を抱くようになり、1916(大正5)年、童話集「湖水の女」を出版。以降は、児童文学に集中する。1918(大正7)年7月、児童文芸誌「赤い鳥」を創刊。芥川竜之介、有島武郎、小川未明、島崎藤村、新美南吉等、当時活躍していた作家に執筆を働きかけて、子供たちに質の高い読み物を提供しようと試みる一方、子供達からの作品を求め、誌面で紹介。「赤い鳥」は、生活綴り方の源流としての役割も果たした。 「鈴木三重吉」

    デイモンとピシアス (鈴木 三重吉)
  • Kyoto University Research Information Repository: 『走れメロス』とディオニュシオス伝説

  • 燃えよ本/[第7回]都会のクリエイターが社会の欺瞞に耐え切れず地方に移住してDIY小屋おじさんにジョブチェンジするお話 - けいそうビブリオフィル

    発酵デザイナーの小倉ヒラクさんが、けいそうビブリオフィルにご登場です。書評連載なのですが、なかでも「燃えた」についてご紹介くださる予定です。「燃えた」とはどういうことなのか? 「燃えよ」と願うがあるのか? どうぞお楽しみください。[編集部] 今回取り上げるのは、日三大随筆の一つ、鴨長明『方丈記』である。 「燃えよ」の連載タイトルの如く、京の都の大火(安元の大火)から始まる、日初のルポルタージュであり、仏教の無常観を説いた自己啓発であり、DIY小屋の指南書でもある日文学史上屈指の怪作だ。現代でいえば短編程度の文章量にこれだけ様々な要素を盛り込んだ著者の鴨長明とは、どのような人物だったのか? そして彼の生きたのはどのような時代だったのか? 21世紀の僕たちの視点で『方丈記』を読み直してみよう。まず “行く川のながれは絶えずして、しかも元の水にあらず” この冒頭文は日で育った者な

    燃えよ本/[第7回]都会のクリエイターが社会の欺瞞に耐え切れず地方に移住してDIY小屋おじさんにジョブチェンジするお話 - けいそうビブリオフィル
    Basilio_II
    Basilio_II 2021/12/21
    『方丈記』
  • 平家物語を読むには - 中世文学漫歩

    平家物語の読者、もしくは読んでみたいという人はこんなにいるんだなあ、とやや意外でした。新作アニメがTV放映予定とのニュースに反応するツイッターを見ての感想です。折から小説連載も始まったらしい。大河ドラマが失敗して以来(あれは日史とCGとに頼りすぎ、脚に一貫性がなかった)、軍記物語は不人気と思い込んでいました。 しかし研究の前線と、読者の期待との間は果たして貫通しているのか。私自身、読者のための平家物語論(単なる解説や梗概書ではなく)をどう書けばいいのか、ここ数年ずっと考え続けていました。「こう読むべき」だの「これが正解」だのではない論で。 そこで、ふつうに平家物語を通読するためのお勧めを列記してみます。基準は原文全体があり、現代語訳か語注があって、入手しやすく読みやすい、誤りの少ないもの。 Ⅰ 持ち歩いて読める ①杉圭三郎『平家物語全訳注』(講談社学術文庫 覚一)*1巻1冊。全訳

    平家物語を読むには - 中世文学漫歩
  • 霊魂の足 加賀美捜査一課長全短篇 - 角田喜久雄|東京創元社

    国内ミステリ > 短編集 創元推理文庫(M) 判型:文庫判 ページ数:318ページ 初版:2021年10月15日 ISBN:978-4-488-41021-6 Cコード:C0193 文庫コード:M-つ-8-1 装画:松岡潤 装幀:山田英春 其処では、将に着目すべき事件が起りつつあった――上野駅の地下堂で偶然トランクのすりかえを目撃した警視庁捜査一課長・加賀美敬介が犯人を尾行すると、不可解なことに男はトランクの中身を加賀美に宛てて送っていたのだ。一見単純な犯罪が謎を呼ぶ第一作「怪奇を抱く壁」に始まる、加賀美捜査一課長の事件簿。戦後探偵小説の幕開けを飾った名探偵の短篇を全一巻に集成する。編集・解題=藤原編集室/解説=末國善己

    霊魂の足 加賀美捜査一課長全短篇 - 角田喜久雄|東京創元社
  • まえがき――氷室冴子『新版 いっぱしの女』より|ちくま文庫|氷室 冴子|webちくま

    人にはさまざまな〈忘れられないひとこと〉というのがあると思うのだけれど、ここ数年でいえば、私にとってのそれは、 「あなた、やっぱり処女なんでしょ」 というものだった。 それは私が三十になるか、ならないかのころのことで、私にそう尋ねたのは四十をひとつふたつ越した男性だった。 彼はとある活字媒体の記者というのか編集者というのか、ともあれそういう人で、当時、その圧倒的な部数ゆえに無視できなくなっていた“少女小説”だの、“少女小説家”だのの記事を書くために、私にインタビューにきたのだった。 彼が聞くのは年収だとか部数だとか、やたらと数字のことばかりで、税務署か興信所みたいな人だなと思っていたのだけれど、その最後のほうで、彼はそう尋ねたのだった。もっと正確にいうなら、 「やっぱり、ああいう小説は処女でなきゃ書けないんでしょ」 という言葉づかいで。そのときの彼の口調は、すこしもイヤらしくはなく、どちら

    まえがき――氷室冴子『新版 いっぱしの女』より|ちくま文庫|氷室 冴子|webちくま
  • 福島大学学術機関リポジトリ

    このアイテムのアクセス数:603件(2024-05-02 05:47 集計) このアイテムへのリンクには次のURLをご利用ください:http://hdl.handle.net/10270/103 閲覧可能ファイル 文ダウンロード フォーマット サイズ 閲覧回数 説明 5-422 pdf 690 KB 4,244 文 論文情報 タイトル 「糸女覚え書」の構図 著者 著者 勝倉, 壽一 著者の別表記 Katsukura, Toshikazu 著者所属 所属名 福島大学教育学部 出版者 福島大学教育学部 発行日 2001-06-30 収録誌名 福島大学教育学部論集 人文科学部門 号 70 開始ページ 79 終了ページ 88 言語 日語 ISSN 05328152 NCID AN00217371 URI http://hdl.handle.net/10270/103 出版タイプ Not Ap

    Basilio_II
    Basilio_II 2021/02/23
    「「糸女覚え書」の構図 」