小は音楽プレーヤーやスマートフォン、大は大型計算機やジェット旅客機まで、今やすべての“デジタルな機器”は、その頭脳であるCPUなしには動かない。ユーザーがそれ自体の計算能力やスピードに価値を求めるPCのCPUから、クラウドの向こう側に多数存在しているサーバー向けCPU、ひっそりと産業機器や家電製品に搭載されている組み込みコンピューター用のCPUと、わたしたちの生活は数多くのCPUに囲まれている。 今回は、そんな“現代の頭脳”といえるCPU、それもより身近なPC用CPUの歴史を振り返ってみたいと思う。 CPUって何? そもそも、CPUとは何ぞや。 略さずに言えばCPUとは「Central Processing Unit」、日本語では「中央演算処理装置」。英語ではやや抽象的だが、日本語ではその機能をズバリ表していて分かりやすい。CPUの中心で行われているのは、まさに「演算」なのである。 デジタ
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