1日午後1時40分ごろ、千葉県成田市並木町のJR成田線酒々井−成田間で、線路脇の土砂検知機器を撤去しようとした作業員が機器ケーブルと取り違えて踏切ケーブルを切断、近くの踏切警報機2基が約1時間10分〜1時間40分にわたって鳴り続け、それぞれの交差道路で車100台以上が足止めを食った。 JR東日本千葉支社によると、踏切2基のうち遮断機が付いていたのは1基だけだった。土砂検知機器は、土砂崩れが起きるとセンサーが感知し、踏切上部の警告灯を光らせる仕組み。現場は土砂崩れの危険性はなく、撤去が決まっていた。 千葉県警によると、このトラブルで迂回(うかい)路の国道51号が最大約3キロ、国道409号が最大約2キロ渋滞するなどの影響が出た。電車に遅れはなかった。