JR西日本と兵庫県姫路市は、JR山陽線姫路-英賀保(あがほ)駅間(約4.6キロ)に新駅を設置する方向で合意した。年内に覚書を交わし、具体的な建設場所や事業費負担などについて協議を始める。市は「2025年度までの開業を目指したい」としている。 市によると、候補地は山陽線に面した手柄山中央公園(同市西…
JR西日本と兵庫県姫路市は、JR山陽線姫路-英賀保(あがほ)駅間(約4.6キロ)に新駅を設置する方向で合意した。年内に覚書を交わし、具体的な建設場所や事業費負担などについて協議を始める。市は「2025年度までの開業を目指したい」としている。 市によると、候補地は山陽線に面した手柄山中央公園(同市西…
北海道内は10日、強い冬型の気圧配置の影響で、日本海側南部を中心に、まとまった雪が降り続いた。 札幌管区気象台によると、正午現在の積雪は札幌市で59センチ、赤井川村で54センチ、小樽市で49センチを観測し、それぞれ今冬最深を記録した。12月上旬に札幌の積雪が50センチを超えるのは2001年以来、15年ぶり。 正午までの24時間に48センチの雪が降った札幌市では、市電(路面電車)が始発から運休した。市交通局は「雪で全面運休になるのは、過去にも例が少ない」としている。午前4時頃から、軌道を除雪するササラ電車を順次出動させたが「除雪が追いつかない」という。午後1時現在、運行再開のメドは立っていない。小樽市でも、24時間降雪量は45センチに達した。
宮古市門馬(かどま)のJR山田線で起きた列車脱線事故は、11日で発生から1年となる。事故後の調査で土砂崩落箇所の地層のすべりが判明し、復旧作業は難航。9月から林野庁の治山工事が始まったが、現場には今も脱線車両が残り、復旧作業はまだ第一段階だ。JR盛岡支社は盛岡-宮古駅間の全線再開を来秋ごろと見込むが、通院通学や観光への影響が続く沿線住民は早期再開を望んでいる。 宮古市内の高校生や住民は事故後、盛岡-宮古間を走る県北バスの106急行バスを利用。盛岡市の病院へバスで通う宮古市大通の小笠原温子(よしこ)さん(70)は「バスの座席は狭く、時間通りに来ないこともある。やっぱり列車が楽」と話す。 宮古観光文化交流協会長で宮古ホテル沢田屋の沢田克司社長(71)は「新幹線で盛岡駅に着いた観光客が、宮古直通の列車がないと知ると観光を取りやめる動きがある。事故後、宿泊客が2、3割減ったように感じる」と憂慮する
東日本大震災で被災したJR常磐線相馬(福島県相馬市)-浜吉田(宮城県亘理町)が10日に運行再開するのを祝い、南相馬市原町区のホテル「ラフィーヌ」が新作パスタを考案した。同市小高区をイメージした食材を用い、味付けも工夫した。 料理名は「小高ペペロンチーノ」。福島特産のユズにちなみ、唐辛子の代わりにユズコショウを使った。レンコン、大根おろしといった多彩な具材で独特の食感を生み出した。 小高区はレンコン産地として知られたが、震災で壊滅的な被害を受けた。ホテルは「鉄道で仙台と小高が直結する。南相馬を訪れ、食を通じて被災地への理解を深めてもらえればうれしい」と期待する。 ホテル内のレストランバーで午後6時から提供している。価格は1080円。連絡先はラフィーヌ0244(23)4111。
安倍晋三首相は10日午前、東日本大震災からの復興状況を視察するため、福島県を訪れた。津波被害で不通になっていたJR常磐線相馬-浜吉田間の運転再開と、津波で駅舎が流された新地駅(新地町)の新たな駅舎の完成を記念する式典に出席した。 安倍首相は新地駅での記念式典で「この駅は新地町の復興のシンボルだ。たくさんの人がこの駅を通して新地町を訪れることを願っている」とあいさつし、インフラ復旧を祝った。 首相は式典出席後、ロボット産業の拠点が整備される南相馬市を訪れ、ロボット開発を進める地元企業関係者らと意見交換した。 首相はこの後、飯舘村や川俣町を初めて訪問し、イチゴ農家や納豆工場施設を視察。飯舘村と川俣町は、来年3月末に東京電力福島第1原発事故を受けて出された避難指示が一部区域を除いて解除される。
大雪となった大通公園で、歩道の除雪を行う作業員ら。奥はさっぽろテレビ塔=札幌市中央区で2016年12月10日午後1時49分、手塚耕一郎撮影 千島近海で発達した低気圧の影響で10日、北海道は道央地方を中心にまとまった雪が降り、札幌市では午後3時に65センチを観測した。札幌管区気象台によると、12月上旬としては1987年12月3日の68センチ以来29年ぶりの積雪となった。新千歳空港(千歳市)では200便以上が欠航し、約1000人が一夜を過ごす。札幌市電も終日ストップするなど、交通機関に大きな影響が出た。 同気象台によると、この日の札幌市の積雪は平年(13センチ)の5倍。住宅街では道路や車が雪に埋まり、市民が朝から雪かきに追われた。札幌市中央区のホテル前で、スコップを手にしていた従業員の金井俊典さん(39)は「この時期にこれほど積もるのは珍しい。今日は雪が重く、かいてもかいても追いつかない」と話
東日本大震災後、不通となっていたJR常磐線の浜吉田(宮城県亘理町)―相馬(福島県相馬市)間の運転が、10日に再開した。5年9カ月前、この区間を2編成の列車が走っていた。押し寄せる津波に、海沿いの線路も車両も流されたが、乗客と乗員は無事だった。 作家彩瀬まるさん(30)は、一人で2泊3日の東北旅行中だった。福島県いわき市の知人を訪ねるため、仙台発の上りに乗り込む。沿線火災の影響で遅れ気味で、福島県新地町の新地駅でしばらく止まっていた。 突然、列車が円を描くように揺れ始めた。がくんと後頭部を殴られたような衝撃。隣の女性に腕をつかまれた。10分かそれ以上、揺れていたように感じた。 ワンセグでニュースを見た人からか、「つなみ」と声が漏れた。海が近いのかわからずピンと来ない。隣にいた女性と歩いて隣町に向かうことにした。 海岸から1キロ余りの国道6号を南へしばらく行く。ふと海の方を見ると、地面がうごめ
「山元町の未来に向かって出発進行!」。午前5時42分、駅長の合図とともに宮城県山元町の山下駅から仙台駅に向かう真新しい4両編成が滑り出した。再開を待ちわびた約150人が一番列車に乗り込んだ。 福島県新地町の新地駅前の式典には安倍晋三首相が参加し、「この駅は新地町の復興のシンボルだ」とあいさつした。 「やっとこの日が来た」と話すのは地元の斎藤慶治さん(60)。津波で住宅は土台だけになり、新しい山下駅近くに新居を構えた。「ここからが本当のスタート。活気ある街になってほしい」と、車窓からの街並みを見つめた。 再開まで時間を要したのは、津波に備えて鉄路を内陸に移す大がかりな工事をしたためだ。約400億円をかけて山下、坂元(宮城県山元町)、新地(福島県新地町)の3駅を含む延長14・6キロを最大1・1キロ移設し、一部を高架化した。3駅周辺には沿岸被災者の集団移転によって新たな街ができつつあり、町は人口
東日本大震災の津波で甚大な被害を受けたJR常磐線相馬(相馬市)-浜吉田(宮城県亘理町)間の運行が10日、再開する。 駒ケ嶺(福島県新地町)-浜吉田間では、線路が最大1キロ余り陸側に移され、一部が高架式となって生まれ変わった。山下(宮城県山元町)、坂元(同)、新地(新地町)の3駅は内陸に移設され、それぞれの駅前では新たな街づくりが着実に進む。 多くのものを失ってしまったあの日から5年9カ月を経て、仙台圏と相馬地方が再び鉄路で結ばれる。地域住民の復興へ向けた希望を乗せ、真新しいレールの上を列車が走りだす。 ◎山下/都市機能 駅西に集中 海岸から約2キロの新山下駅周辺には、町沿岸部の被災者が集団移転する「つばめの杜地区」が整備された。総工費は約166億円。 水田約37.4ヘクタールを造成し、宅地201区画、災害公営住宅346戸を用意。都市機能を集中させる「コンパクトシティー」が売りで、主
多くの住民らに見送られて出発するJR山下駅発の常磐線1番列車(10日午前5時43分、宮城県山元町で)=冨田大介撮影 集団移転先として整備された新市街地の横を走る、運転を再開した常磐線の電車(10日午前7時53分、宮城県山元町で、許可を得て小型無人機で撮影)=飯島啓太撮影 東日本大震災の津波で駅舎が流失するなどして不通となっていたJR常磐線の相馬(福島県相馬市)―浜吉田(宮城県亘理町)駅間(約23・2キロ)が10日、5年9か月ぶりに運転を再開した。 福島県相馬地方と仙台を結ぶ区間がつながった。 再開区間では、新地(福島県新地町)、坂元、山下(いずれも宮城県山元町)の3駅を含む14・6キロが内陸に移設された。山下駅では出発式が行われ、午前5時42分、約150人を乗せた列車が仙台駅に向けて出発した。
足利市の和泉聡(いずみさとし)市長は9日の市議会一般質問で、JR両毛線の足利-富田駅間に新たな駅を設置するため検討を進めることで、JR東日本と合意したと明らかにした。 同市迫間町のあしかがフラワーパーク周辺の渋滞対策などが目的。荻原久雄(おぎわらひさお)市議の質問に答えた。
札幌市は9日、JR札幌駅周辺の再開発の方針をまとめた「札幌駅交流拠点先導街区整備基本構想案」を公表した。2030年度に予定されている北海道新幹線の札幌延伸に合わせ、民間業者と協力し、東口の市有地(中央区北5西1)に高層ビルを建設するほか、JR北海道グループが所有する「札幌エスタ」(北5西2)と同施設1階のバスターミナルを一体的に建て替える。 市はこの日、市議会総務委員会に同構想案を報告。北口広場を含む札幌駅全体を「交流拠点先導街区」と位置付け、主に東・南口を再開発する。今年度内に地権者らでつくる協議会を設置し、17年度内に構想案に基づく計画を策定。19~20年度をメドに都市計画法に基づく認可を得て順次着工する。
大阪市営地下鉄の民営化基本方針案は開会中の市議会で成立が確実になったが、民営化の実現はなお不透明だ。今後は市営地下鉄としての廃止議案の可決が必要だが、鍵を握る自民は吉村洋文市長の大阪都構想(特別区)を巡る発言などに絡めて廃止議案への態度を留保。吉村市長は自民の協力を取り付けるため、公約の「完全民営化」を後退させてでも修正要求の多くを受け入れてきたが、自民と維新の根深い対立が波乱要素となっている。 民営化の議論は橋下徹前市長時代に本格化した。市議会は2度否決。自民などは廃止を市長に「白紙委任」する内容に抵抗し、民営化の基本方針には議会の議決を必要とする条例を制定した。基本方針案は過半数の賛成で可決されるが、重要公営施設の市営地下鉄の廃止議案は地方自治法に基づき3分の2以上の賛成が必要となる。維新と公明だけでは3分の2に届かないため、民営化実現には自民の協力が不可欠だ。
大阪市営地下鉄の民営化に向けた基本方針案について、自民党市議団は9日の議員団総会で賛成することを決めた。市側に求めた追加修正が大筋で受け入れられたことを評価した。方針案は大阪維新の会と自民、公明両党などの賛成多数で13日の今議会最終日に成立する公算が大きくなった。ただ、自民は市営としての地下鉄廃止議案への対応は未定で、市が想定する2018年4月の民営化実現は、来年2月議会で廃止議案が可決できるかが焦点になる。 自民は基本方針案への賛成条件として12項目を吉村洋文市長に提案。吉村市長は9月、最大の焦点だった今里筋線延伸のための基金創設は拒否したが、同線でのバス高速輸送システム(BRT)の社会実験など11項目を受け入れた。その後、自民は民営化に向けた細部を記した「民営化プラン案」を「株式会社化プラン案」に改めることなど4点の追加修正を求めた。
速報 朝刊 記事一覧 紙面ビューアー 夕刊 記事一覧 紙面ビューアー 連載 特集 ランキング コメント その他 動画・音声・写真 土曜別刷り「be」 記者イベント 天気 数独 12星座占い サイトマップ 検索 ヘルプ Q&A(よくある質問) 総合ガイド お申し込み ログイン マイページ 有料会員紙面ビューアーコース登録済み 無料会員(クーポン適用中)紙面ビューアーコース登録済み 無料会員紙面ビューアーコース登録済み 朝日ID会員朝日新聞デジタル未登録 紙面ビューアーコース お客様サポート(個人設定) お客様サポート(個人設定) メール設定 スクラップブック MYキーワード 会員特典・プレゼント 提携プレミアムサービス ログアウト
<常磐線>相馬-浜吉田 移設3駅で記念式典 JR東日本は10日、東日本大震災による津波で被災した常磐線相馬(相馬市)-浜吉田(宮城県亘理町)間の運行を再開する。内陸側に新設された3駅では記念式典が開かれる。 山下駅(宮城県山元町)では、午前5時42分の仙台行き下り始発列車の運行に合わせて出発式がある。記念式典は同駅と坂元駅(同)、新地駅(福島県新地町)で開催。新地駅には安倍晋三首相が出席する予定。 再開区間は約23.2キロ。駒ケ嶺(同)-浜吉田間の線路約14.6キロと、新地、坂元、山下の3駅を最大で1.1キロ内陸に移設した。再開区間の4割強が高架式。新駅周辺では地元自治体が新しい街づくりを進めている。 JR東日本は残る運休区間の竜田(福島県楢葉町)-小高(南相馬市)について、2019年度末までに順次再開していく方針。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く