地域の発展を支えて1989年に廃線となったJR天北線(音威子府―南稚内)の歴史を伝えようと、沿線のマラソン愛好家ら有志が10日、2回目の「天北駅伝」を開催した。ランナー17人が音威子府駅前から浅茅野駅跡(猿払村)まで79キロでたすきをつなぎ、7時間かけて走り抜けた。...
![天北線への思い、たすきに込め 音威子府―猿払79キロ、マラソン愛好家ら「駅伝」:北海道新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/597aa39e6d4cc2ac07a38bd990bb0f44bdf6ce4a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstatic.hokkaido-np.co.jp%2Fimage%2Farticle%2Fsize1%2F9%2F2%2F8%2Fc%2F928c0086731854eb2594f45efbc4764f_1.jpg%3F20240410050343)
地域の発展を支えて1989年に廃線となったJR天北線(音威子府―南稚内)の歴史を伝えようと、沿線のマラソン愛好家ら有志が10日、2回目の「天北駅伝」を開催した。ランナー17人が音威子府駅前から浅茅野駅跡(猿払村)まで79キロでたすきをつなぎ、7時間かけて走り抜けた。...
札幌、富良野、旭川を結ぶJR北海道の観光列車が10日、今季の運行をスタートさせた。多くの観光客が乗り込み、初夏の上川管内の風景を楽しんだ。
能勢電鉄(兵庫県川西市)のかつてのデザインを再現した「復刻塗装車」が、7月から順次姿を消す。約15年間、各2両の2編成を運行してきた。検査で使う塗料の種類を減らすため、9月までに親会社阪急電鉄と同じマルーン(栗)色に塗り替える。引退を前に7月15日、平野車庫(同市平野1)で撮影会が開かれる。 復刻塗装車は能勢電鉄の創立100周年を機に導入し、現在3代目。1編成は、マルーン色をベースに、窓の周囲にクリーム色の帯が入る1983~90年のデザイン。もう一つは、上部がクリーム色で下部は青い53~81年当時の塗装だ。それぞれ7月中旬、9月上旬に塗り替えられ、同社の車両は全てマルーン色になる。 引退までは、山下(川西市)-妙見口(大阪府豊能町)間をほぼ毎日往復。担当者は「最後の姿を見に来てほしい」と話している。 撮影会は、中学生以上が対象で、午前9時10分~10時10分、午前11時~午後0時50分、午
■〈Goingマイウェイ 首都圏発〉⑮ 大きな荷物を持った家族連れ、向かい合った座席で会話を楽しむグループ。春の大型連休後半が始まった5月3日の午前7時過ぎ、東京駅を出発した新大阪行きの東海道新幹線「のぞみ」の車内は満席だった。「これが連休!」。新型コロナウイルスが流行していた3年ほどは見られなかった光景に、車掌の業務をしながらうれしくなった。 JR東海新幹線鉄道事業本部(東京)での肩書は「列車長」。車掌としての乗務が多く、車内の巡回で1日の歩数は2万歩を超えることも。運転士も務める。朝から東京―新大阪間で「のぞみ」3本を運転し、大阪で宿泊した翌日に「ひかり」を東京まで走らせて勤務終了という日もある。 運転士として乗る際は、車掌業務から頭と気持ちを切り替えるため、運転の基本や緊急時の対応を復習する。「油断する気持ちが事故につながり、お客さまに迷惑をかける」。緊張感が安全運行を支える。 ◇
宇都宮ライトレールの制服を披露する運転士(左の3人)と技術職の社員(右端)=宇都宮市下平出町の宇都宮ライトレールの車両基地で2023年6月10日、小林祥晃撮影 宇都宮市などで8月26日に開業する次世代型路面電車(LRT)の運行会社「宇都宮ライトレール」の運転士らの制服が決まり、同市下平出町の同社車両基地で10日、制服お披露目式が行われた。 制服はグレーを基調に、同社イメージカラーの黄色をネクタイやワンポイントに採用。黒と黄色のLRT車両と並んで映えるようにした。制帽やヘルメットには路線の愛称「ライトライン」の頭文字「L」をあしらった会社のマークをつけた。 この日、車両基地では一般市民向けの車両見学会も開かれた。制服姿の運転士や技術職社員がLRTの車両から降り立つと、集まった家族連れらが盛んにカメラを向けていた。
6月10日の「路面電車の日」を前に、長崎電気軌道は9日、台車部分が112年前の1911(明治44)年に製造された国内最古級の車両「168号」を記念運行した。 168号は11年に九州電気軌道(現西日本鉄道)でデビュー。59年に長崎電気軌道が譲り受け、73年ごろまで活躍した。路面電車の日は「路」の6、…
名古屋の工房から運び出されるぴよりん(ジェイアール東海フードサービス提供)ひよこの形をした名古屋限定の人気スイーツ「ぴよりん」が6月2日、3月の阪神百貨店梅田本店に続き、2度目の大阪上陸を果たした。JR新大阪駅に来るのはたった一日。衝撃を与えると崩れてしまうぴよりんの名古屋から大阪へのデリケートな輸送作戦を追った。 午前11時前の新大阪駅新幹線ホーム。7人の男たちが列車の到着を待っていた。次の「こだま」にぴよりんが積み込まれているのだ。スムーズにホームに滑り込む列車。男たちはJR東海のグループ会社「東海キヨスク」の担当者で、乗客が全員降りたことを確認すると、車内に乗り込み、ぴよりんが入った3つの保冷ケースを運び出した。「緊張する」。思わず声が出るほど、慎重な作業だ。 大阪で販売された「ぴよりんおでかけセット」。大阪上陸は2度目となる(東海キヨスク提供)ぴよりんは名古屋コーチンの卵を使ったプ
NHKの大河ドラマ「どうする家康」には、徳川家康が人質時代などを過ごした駿府(静岡市)や天下統一の足がかりとなった浜松城(浜松市)など、静岡県内が主要スポットとして登場する。ゆかりの地を訪れてもらおうと、鉄道各社があの手この手を繰り出している。 帰宅客で混む5月12日夕の静岡駅コンコース。浜松市の「出世大名家康くん」などゆるキャラ3体が現れ、写真を撮ろうと人だかりができた。遠州地域9市町とJR東海の関係者は、浜松城などドラマで登場した場所を紹介したパンフレットを配って観光PRをした。「大河ドラマ、見ています」と答えながら受け取る人もいた。 JR東海は4月下旬から約1カ月間、列車内の広告すべてを9市町の観光ポスターにして、家康ゆかりの地を紹介する「テーマトレイン」を東海道線の熱海―豊橋間で走らせた。このころは、武田信玄に大敗した「三方ケ原の戦い」がドラマで登場するなど浜松が舞台だった。JR東
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岐阜県本巣市に本社を置くレシップは、一般的な知名度はともかくバス業界ではおなじみの会社だ。路線バスに乗ったことがある人なら、次のバス停や運賃を表示する前方のモニターの片隅にある「LECIP」という青色のロゴを無意識のうちに目にしているはずだ。 主力はバス用機器・システム。同社によると、運賃箱のシェアは6割強で国内トップという。バス前面の行き先表示や車内の案内表示、整理券発行器、ICカード対応機器といった製品群を幅広くそろえる。最近は、クレジットカードのタッチ決済などに対応したキャッシュレス運賃収受器や、スマホ乗車券アプリ、運行支援システムなどの導入拡大を狙う。 鉄道や自動車向けも得意分野で、ローカル線で見かける鉄道用運賃箱はシェア9割以上。車内照明用の灯具は、各地の新幹線をはじめとする国内の鉄道だけでなく、ニューヨークの地下鉄車両にも用いられている。 路線バスの降車ボタン バスのいたるとこ
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