JR九州は20日、2027年春を目標に新駅を設置することで熊本県菊陽町と覚書を締結したと発表した。同町では半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造（TSMC）の工場完成が近づき、周辺では関連産業の集積も進んでいる。工場周辺で働くエンジニアらの流入が見込まれるなか、新駅を核にした市街地整備で人口の増加に備える。新駅は豊肥本線三里木―原水間（3.2キロメートル）のほぼ中間に設置する予定で、TS

千葉市は20日、JR東日本が来春のダイヤ改正で京葉線の「ノンストップ通勤快速（朝夕上り下り2本ずつ）」を廃止し、各駅停車への降格を決めたことなどに反発し、JR東に経緯の説明と将来の復活を要望することを決めた。「（千葉市南部の）利便性が著しく悪化する唐突な改正」とみる神谷俊一市長が、JR東の土沢壇執行役員（千葉支社長）らに年内か年明けに直接面談したい意向だ。平日朝の京葉線の通勤快速2本は、それぞ

JR東海はリニア中央新幹線の始発駅となる品川駅のホームを地下5階に設ける計画だ。地表からの深さは約40メートルとなる。改札階は他路線と同じ地上2階とし、山手線などと乗り換えやすいようにする。エスカレーターやエレベーターを多数設置して、乗り換え時間を3〜9分に抑える。リニアは大深度地下を走るため、駅のホームも地下深くなる。品川駅では現時点で、改札階とホーム階を38台のエスカレーターと9台のエレベ

東京都心と茨城県つくば市を結ぶつくばエクスプレス（TX）を運営する首都圏新都市鉄道（東京・千代田）が20日発表した2023年4〜9月期の単独決算は、最終利益が前年同期比3倍の33億円だった。新型コロナウイルスが感染法上の5類に移行し、輸送人員が回復した。売上高は同13%増の223億円。経常利益は同約3倍の39億

山梨県の長崎幸太郎知事は20日の定例記者会見で、リニア中央新幹線の静岡工区未着工問題を巡って「静岡県に工事に対する懸念の正当性の説明を求めていきたい。（沿線自治体でつくる）建設促進期成同盟会に対して説明責任がある」と指摘し、建設促進へ「山梨県としても主体的に貢献したい」と語った。長崎氏は静岡県が懸念を示す工事に伴う大井川の水量や残土置き場、生態系の問題について「

JR西日本は20日、スマートフォンのQRコードを使ったデジタル乗車券サービスを2024年度下期にも導入すると発表した。周遊券など企画乗車券が対象で、同社公式アプリ「WESTER」や関西の鉄道事業者が一体で提供するアプリ「KANSAI MaaS」などを通じて購入できる。25年の国際博覧会（大

南海電気鉄道は20日、傘下の泉北高速鉄道（大阪府和泉市）を2025年度早期に吸収合併し経営統合する方針を発表した。両社の鉄道や不動産などの事業を一体的に経営することで、投資の効率化や人材の適正配置を進める狙い。南海電鉄は14年、大阪府などから第三セクター「大阪府都市開発」の株式譲渡を受け、名称を泉北高速鉄道に改めた。運賃引き下げや利

2024年に開業60周年を迎える東海道新幹線。人間では“還暦”だが、技術は進化を続けている。JR東海が技術革新の先に見据えるのは年間800億円のコスト削減。自動運転とホームドア整備により、車掌が行ってきたドア開閉業務を運転士に担わせる。 「停止位置との誤差は0.9センチメートル」――。測定員からの報告に対し、同乗した報道陣や関係者から「おおー」と声が上がった。2023年5月の深夜、東海道新幹線の浜松（浜松市）～静岡（静岡市）間で行われた、自動運転走行試験の報道公開での1コマだ。車両は運転士がブレーキをかけることなく、決められた停止位置とほぼ誤差なくピタリと止まった。 新型コロナウイルス禍という未曽有の危機を経験したJR東海は21年春に「業務改革」を打ち出した。コロナ禍による社会の変化に加え、労働力人口の減少に対応すべく、10～15年かけて定常的なコストを800億円程度削減するというものだ。

【新十津川、月形、浦臼】ＪＲ札沼線の一部が２０２０年春に廃止されたことに伴う鉄道跡地の活用が、空知管内沿線の新十津川、月形、浦臼の３町で進んでいる。唯一、レールなどの撤去作業を終えている新十津川町は、旧新十津川駅周辺で宅地造成し、既に子育て世代が暮らす。３町とも線路で分断されていた農地を農業者に譲渡できるよう、撤去作業や整備事業を進めている。...

北海道新幹線の札幌延伸に伴いＪＲ北海道から経営分離される並行在来線の函館線函館―長万部（１４７・６キロ）の旅客運行の存廃を話し合う協議会について、道と沿線７市町長が２７日に函館市内で開催する方向で調整していることが分かった。開催は昨年８月以来、１年４カ月ぶりとなる。...

上市町は２１日、富山地方鉄道・新相ノ木駅の開業１０周年を記念したオリジナル切手の販売を始める。同町の写真家、内山康弘さんが撮影した富山地鉄の車両を採用した。 ８４円と６３円の切手を１枚ずつ台紙に組み合わせた。台紙は２種類あり、切手は計４種類。それぞれ「キャニオンエクスプレス」「ダイコン電車」「カターレ電車」「とやまもよう電車」の車両の写真となっている。台紙２種類をセットにして販売。価格は６００円で、１００セットを用意した。台紙には剱岳など沿線の景色と鉄道がコラボレーションした写真を載せた。 ２１日から町役場企画課の窓口と、電鉄上市駅構内の町観光協会で販売する。 新相ノ木駅は２０１３年１２月に開業した。パークアンドライド用の駐車場や駐輪場を併設している。２０日に記念セレモニーが行われる。

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あいの風とやま鉄道は１９日、富山県高岡市の高岡関野神社で、列車の滑り止め用の砂を使ったお守り「すべらサンド」を作った。「滑らさんぞ」の語呂合わせで縁起を担ぎ、来年１月に受験生向けに県内の９駅で計１８００個を配布する。 山田隆芳宮司が砂をはらい清め、同社の藤井敏明運輸部担当部長らが玉串をささげた。社員４人が金色のスプーンで砂を丁寧に袋に詰め、お守りを完成させた。高岡駅員の大橋由萌（ゆめ）さん（２４）は「皆さんが実力を発揮できるよう願いを込めた」と話した。 お守りは来年１月９日午前７時から小杉（北口）、石動、滑川、黒部、入善、泊、同７時半から高岡、富山、魚津の各駅で無料で配る。

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JR可部線の可部（広島市安佐北区）―三段峡（安芸太田町）間の21駅、延長46・2キロが2003年11月末で廃止されてから20年が過ぎた。21駅の廃線前と現在の写真を通して、変わったもの、変わらないものを探る。 廃止された旧可部線の21駅で唯一、当時の駅舎を活用しているのが旧安芸飯室（いむろ）駅（広島市安佐北区）だ。1936年の開業から80年目となる2015年、地元の女性グループが「駅舎カフェRomui（ロムイ）」をオープン。22年には市の補助金も活用して約1千万円をかけて改修し、地域の交流拠点として存在感を高めている。

今年のニュースを神奈川新聞記者が回顧する「刻む２０２３」。第５回は相模鉄道と東急電鉄の直通線運行開始。直通がどのような効果をもたらしているかや、現状の課題を記者が探った。 相模鉄道（横浜市西区）と東急電鉄（東京都）の直通線運行開始から９カ月。相鉄新横浜線は、相鉄にとってＪＲ線との直通線から３年半ぶりの新路線。東急新横浜線は、東急において実に３９年ぶりの新線となる。県央や横浜市西部から都心へのアクセスが一層向上し新たな人流も生まれているが、課題もある。 １２月上旬。平日朝の通勤時間帯でも新設された新綱島駅（同市港北区）ホームに人の姿はまばら。 １歳の娘と共に電車を待っていた同区在住の２０代女性は「東急新横浜線は海老名にいる友人に会いに行くのに便利なので、何回か利用している」と話す。これまでは東急東横線で横浜駅まで行き、相鉄本線に乗って向かっていたが、ベビーカーがあるため、乗り換え時に苦労した

小田急電鉄（東京都）は１９日、同社が運営する鉄道博物館・ロマンスカーミュージアム（海老名市めぐみ町）の累計来館者数が５０万人を突破したと発表した。これを記念し、２０日から「ありがとう　５０万人キャンペーン」を実施する。 同ミュージアムは、２０２１年４月１９日に開業した。同社によると達成日は今月１８日で、５０万人目は秦野市から遊びに来たファミリーだったという。 ２０日からは先着５千人に、オリジナルロマンスカーカードを配布。全５種で、現役ロマンスカー４車種に加え、１０日に完全引退した“白いロマンスカー”のＶＳＥも含まれる（カードのデザインは選べない）。 カフェで「ＶＳＥコースター」も ロマンスカーミュージアムの来館者数５０万人を達成した記念セレモニーの様子（小田急電鉄提供）　［写真番号:1211160］ この写真に関するお問い合わせ オリジナルロマンスカーカードの「ＶＳＥ（５００００形）」（小

戦争の影が色濃くなると、相模鉄道にも大きな変化が訪れる。１９４１（昭和１６）年６月、相模鉄道は五島慶太率いる東京横浜電鉄（後の東京急行電鉄、東急）の傘下に入り、次いで１９４３（昭和１８）年４月、東急主導で、同じく東急傘下に入っていた神中（じんちゅう）鉄道（横浜－海老名）を吸収合併。さらに翌１９４４（昭和１９）年６月、陸運統制令により茅ケ崎－橋本間の本線と西寒川支線が国有化された。なお、国有化に際… 「寒川町全図」(昭和２８年測図、昭和３４年修正印刷＝寒川文書館所蔵)の部分。この時点では西寒川以遠はすでに廃止になっているが、線路は描かれている　［写真番号:1207881］ この写真に関するお問い合わせ １９６０(昭和３５)年旅客営業再開時の西寒川駅改札(撮影：高澤一昭さん）　［写真番号:1207882］ この写真に関するお問い合わせ 西寒川支線の分岐点付近(撮影：森和彦さん)　［写真番

神戸新聞ホーム 北播

ＪＲ東日本大宮支社は19日、県内で降雪予報が出された場合の烏山線の運転計画を見直すと発表した。運転区間を短縮して運行本数を減らすほか、一部運休する。利用者の減少や人手不足などを踏まえて対応を決めた。来年１月15日から運用を始める。 同支社によると、線路上に複数あるポイント（分岐器）の融雪設備の管理業務を削減することが狙い。直通列車が宝積寺駅構内にある複数のポイントを通過するため、従来は降雪や積雪時、融雪設備の点検や燃料補充を行っている。運転計画の見直しにより、ポイントを通過しない形にする。 運用開始後は県内に降雪予報が出た場合、宇都宮－烏山駅間の運転区間を上下線で宝積寺－烏山駅間に短縮し、運行本数を減らすことがある。また一部列車を運休する場合もある。同支社によると、最大３００人程度に影響があるとみている。 降雪予報時の運転情報は、同社ホームページなどで確認できる。 「烏山線」の記事一覧を検

JR武蔵小杉駅（川崎市中原区）に新たに設けられた「綱島街道改札」の供用開始（24日）を前に、川崎市は19日、報道関係者向けの内覧会を開いた。市はこの改札と東急の武蔵小杉駅を結ぶアクセスルートも整備しており、市の担当者は「利便性が向上すると思う」と話している。（小田克也） 東急・武蔵小杉駅の中央改札口を出て、西から東へ市道を歩き、南北に走る綱島街道や東海道新幹線、JR横須賀線の高架下をくぐって南下すると、JRの綱島街道改札に至る。東急の改札口から綱島街道改札までは約540メートルで、歩いて5分程度。 そのうち約130メートルの区間は、市が設置した歩行者専用の「新たなアクセスルート」。屋根があるため雨に濡れずに通過することができる。幅は約4メートルあり、路面は明るい色合いに施工されている。自転車は通行できない。

JR九州は12日、年末年始（28日～来年1月4日）の新幹線と在来線特急の指定席予約状況（10日時点）を発表した。西九州新幹線の予約数は前年同期比9.4％増の2万1千席で、予約率は31.1％だった。 「リレーかもめ」などが走る長崎線の予約数は同比24.9％増の4万席。新型コロナウイルス禍前の2018年同期と比べると83.2％と下回った。予約率は31.1％。 九州、西九州の両新幹線と長崎、日豊両線の特急を合わせた指定席予約数は、前年同期比30.9％増の19万8千席。18年同期比では92.4％だった。 混雑のピークは下りが29日、上りが1月3日の見込み。

ＪＲ千葉支社が来年３月のダイヤ改正で京葉線の快速を朝夕夜間帯は各駅停車に変更し、通勤快速を廃止すると発表したことを受けて、神谷俊一千葉市長は「極端な変更」「市として変更のメリットは見いだしにくい」とＸ（旧ツイッター）に投稿し、マイナス面の影響を懸念した。 神谷市長は「特に房総や千葉市から東京への通勤通学、幕張新都心へのアクセス等に相当な影響がある」などと１９日に投稿し、２０日現在もＸで住民の意見を募っている。寄せられたユーザーからの投稿に「幕張新都心の価値にもかかわる大きな問題」と返信し、ＪＲ側に説明を求めていくとした。 ＪＲ側は１５日に来年３月のダイヤ改正を発表。京葉線は新型コロナ禍で減少した乗客の回復が鈍い一方、朝夕の快速は混雑状態となっていることから、各駅停車に乗客を分散させることで混雑緩和を図るとしている。 一方、住民の間では通勤快速などの廃止に伴う所要時間の増加への波紋が広がって

●小動物や鳥が接触？落雷？ １９日午前９時２１分ごろ、北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅―富山駅間を走行中の「かがやき５０３号」で運転士が異音を聞いた。点検のため運転を一時見合わせ、最大４７分の遅れが生じた。北陸新幹線のＪＲ西日本管内では異音による運行の遅延が今年に入り計４件目となり、前年の２件を上回った。同社や専門家は小動物や鳥が接触した可能性や落雪などさまざまな可能性があるとし、原因は判然としない。 １９日に異音が発生したのは、魚津桃山運動公園（魚津市）近くのトンネル内を走行中だった。運転士は、何かにぶつかったような「ドン」という音を聞き、緊急停止した。約４０分間停車し、午前１０時に運転を再開、富山駅には４３分遅れの午前１０時１１分に到着した。 現場の点検では、車両の傷やへこみ、付近に動物の死がいなどは確認されなかったという。この影響で上越妙高駅―富山駅間で新幹線の運転を一時見合わせ、上下線計

昭和８年に開業した御堂筋線の心斎橋駅。当時珍しいエスカレーターも備えていた（大阪メトロ提供）大阪市高速電気軌道（大阪メトロ）の御堂筋線が今年開業９０年となった。同社９路線のうち、最大の輸送人員を誇る大阪の大動脈。その歴史は、大阪の発展と重なり合う。「東洋一の大都市」にふさわしい地下鉄を目指し、海外進出を目指したこともあった。「大大阪（だいおおさか）」時代の栄光を今に伝える御堂筋線の歩みを振り返ってみたい。 「驚嘆、浪速っ子の度肝を抜く…」。昭和８年５月２０日、梅田－心斎橋で、御堂筋線は国内初の公営地下鉄として産声を上げた。ホームに柱のないアーチ構造、シャンデリア、タイル装飾の壁、そして先に開通していた東京の地下鉄にもなかったエスカレーターを備えた駅設備で、当時の記録は市民の驚きを伝える。エスカレーターに慣れない乗客も多く、案内係もいたという。 大阪の地下鉄計画が本格化したのは大正９年。当時

江ノ島電鉄は来月1日、来年の干支（えと）の「辰（たつ）」のイラストが入った3駅の入場券（硬券）をセットで発売する。1000セット限定で、例年発売から数日で売り切れる人気の切符。 正月飾りや電車がデザインされた台紙に、辰の絵をあしらった藤沢、江ノ島、鎌倉3駅の入場券（シリアルナンバー入り）が付いてい…

三重、奈良、大阪の3府県などは18日、リニア中央新幹線の建設促進に向けた大会を奈良市内で開いた。2037年の名古屋―大阪開業に向けた決議文を採択。名古屋以西の詳細ルートと駅位置の早期確定を求めたほか、駅の立地効果が近畿地方だけでなく広域に及ぶ観点で検討し、乗り換えの利便性も確保するよう求めた。 特に大阪の駅位置について「広域交通ネッ…

ファンが選ぶ駅弁の頂上決戦「駅弁味の陣2023」で、秋田県大館市の老舗「花善（はなぜん）」（同市御成町1、八木橋秀一社長）の「忠犬ハチ公の故郷　おおだて鶏めし」が最高位の「駅弁大将軍」に選ばれた。主催するJR東日本が18日発表した。 受賞した鶏めしは、JR大館駅の新駅舎開業と同市生まれの忠犬ハチ公生誕100年に合わせ、地元食材にこだわって作られた…

2024年春の開業に向け建設が進むJR青森駅（青森市）の新駅ビルの駅名看板が、旧駅舎のシンボルとして親しまれた平仮名の「あおもり駅」になる。以前の看板は旧駅舎で半世紀以上使われ、建て替えに伴い21年に姿を消した。直後から、復活を願う声が市民や鉄道ファンなど各方面から寄せられていた。 新しい駅ビルは10階建てで、飲食店や商業施設の…

11月から運休している伊予鉄道（本社・松山市）の人気観光列車「坊っちゃん列車」の今後の運行課題などを話し合う初の会合が18日、松山市役所で非公開で開かれた。伊予鉄は、2023年度末の累積赤字が約14億円に上る見込みであることなどを明らかにした。同社の担当者は毎日新聞の取材に「民間会社としての努力の限度を超えている。これまでのような自力運行は難しい状況」と説明。会合では、市から業務委託を受けて運行するなど市…

鉄道博物館（さいたま市大宮区）は、2024年4月1日から、一般の当日入館料を現在の1330円（税込み、以下同）から1600円に引き上げる。前売り料金も1230円を1500円とする。光熱費高騰が主な理由。 1年間何度でも入館できる「てっぱく年間パスポート」は、一般5100円が6200円に。運転シミュレーターなどの体験プログラム料金5…

引退した鉄道車両を楽しめる施設が相次いで誕生している。マンションやホテルの部屋に車両の部品を使ったり、病院の敷地内で車両をまるごと公開したりしている。企業は廃車両の利用で環境への配慮をアピールすると同時に、鉄道ファンの需要取り込みも狙う。各地の施設は、鉄道ファンでにぎわいを見せているという。 千葉京成ホテル（千葉市）は10月、運営する京成ホテルミラマーレで、営業運転を終了した京成電鉄3400形の車両部品を使った一室の提供を始めた。宿泊者は運転台や車掌スイッチ、車掌台などに触れながら運転の疑似体験ができる。乗務員室扉や3人掛けシートが展示されているほか、子供用の京成電鉄の制服を借りることができる。 同ホテルは2022年に運転体験ができる「京成トレインルーム」の提供を始めたが、実際の運転台などを使っていなかったことから、利用客から「本物で体験したい」との要望があり、今回の部屋が実現した。土日祝

【読売新聞】叡山電鉄が今年４月に名称を変更した「茶山・京都芸術大学駅」（京都市左京区）の駅舎改修が完了した。北山杉をホームの天井や壁、ベンチに活用し、同大学教授で現代美術作家ヤノベケンジさんのネコをモチーフにしたモニュメントを置いた

【読売新聞】　「最後の『子どもたちの未来のために』という言葉がすごく（響いた）。そうなるようしっかり取り組みます」 １１月２９日に開かれた城端・氷見線の再構築検討会後、報道陣への対応を終えたＪＲ西日本金沢支社長の漆原健は、隣に座って

【読売新聞】　以前使っていたお得な鉄道の回数乗車券（回数券）の販売が、いつの間にか終了していることに気づきました。孫に会いに行く際に使っていたので残念です。回数券の販売が復活したり、別の方法で、同様のサービスを受けられたりはしないの

【読売新聞】　１１月から運休中の伊予鉄道（松山市）の観光列車「坊っちゃん列車」について、松山市と伊予鉄、商工関係者らは１８日、運行再開に向けた課題を話し合う「坊っちゃん列車を考える会」の初会合を市役所で開いた。費用負担、運転士の人材

【読売新聞】四万十町大正の熊野神社で１９日、須崎市の人気キャラクター・しんじょう君と、新幹線を模したＪＲ予土線の観光列車「鉄道ホビートレイン」をデザインした新しいお守りが披露された。元日午前０時から、同神社で販売する。 　表には「熊

JR四国は来年3月16日のダイヤ改定に合わせて、主要な特急列車の大部分で、車いす対応座席を指定席化する。 現在、自由席車にある車いす対応座席だけを指定席に変更する。これにより、現在は土休日のみに一部列車が指定席となっている特急「南風」（岡山―高知間）は全列車、やはり一部列車のみの「しおかぜ」（岡山―松山間）と、現在は設定のない「うずしお」（岡山・高松―徳島間）では大半の列車について、車いす対応座席が指定席になる。「いしづち」などでも、車いす対応座席が指定席となる列車が増える。自由席車のごく一部の座席を指定席とするのはJR四国では初めて。 車いす対応座席は車いすスペースに隣接しており、指定席特急券は一般の指定席特急券と同様に乗車の1カ月前から発売。ただ、これらの席が車いす利用者の専用席として発売されるのは乗車の前々日までで、前日以降は一般の指定席としての販売になる。 JR四国販売促進課の横川

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大津市と京都市を結ぶ京阪電気鉄道京津（けいしん）線で活躍した名車「80形」。滋賀県高島市で保存されている82号は塗装がはげ落ち、周囲に雑草が生い茂っているのを朝日新聞が2年前に報じたところ、有志が保存に向けたプロジェクトを立ち上げた。地道な活動で再塗装が完了し、往年の姿がよみがえった。 80形は1997年に引退。スクラップになるのは忍びないと、2003年に有志がNPO法人「京津文化フォーラム82」を設立した。 最初に製造された81、82号は解体を免れ、82号は石山坂本線近江神宮前駅の錦織（にしごおり）車庫（大津市）でNPOが管理した。その後、維持管理が難しくなり、NPO理事で電車好きの妹尾友希子さんが京阪から無償で譲り受けた。 妹尾さんは高島市に土地を取得して線路を敷き、15年に「引っ越し」。しかし、翌年に妹尾さんが48歳で死去し、NPOも17年に解散した。 朝日新聞は21年9月、見るに忍

泊まりたいホテルランキング 旅に出たい欲求が最高潮に達している今、そして再びホテル開業ラッシュが始まった今、あなたが泊まりたいホテルはどこか。「休暇では？」「出張では？」「100万円あったら？」「新規開業では？」――。独自アンケートによる最新ホテルランキングをお届けする。 バックナンバー一覧 西武ホールディングスのプリンスホテルや近鉄グループホールディングスの都ホテルなど電鉄系ホテルを大量に買収する外資系投資ファンド。その顔触れも、やり口も、かつてとは大きく変わっている。特集『泊まりたいホテルランキング』（全8回）の最終回では、外資系ファンドの最新動向に迫る。（ダイヤモンド編集部副編集長　臼井真粧美） 外資系ファンドによるホテル買収に 定石を踏まない「令和のやり口」 海外ではホテルの所有と運営を分離するのが主流なのに対し、日本ではオーナーが運営する所有直営方式が長らく主流だった。そんな日本

旅館に泊まるとき、予約した際に伝えたことが伝わっていないことがある。私もエクストラベッドをお願いしていたのに入っていなかった、などということもあった。そのようなとき、旅館側から望外のサービスを受けることもある。 これはあくまでも旅館側の厚意にすぎないが、日本では厚意を当然にしてくれることととらえる人や、旅館のささいなミスに乗じて無理難題を突きつける人がいる。 知人の旅館経営者からは、予約サイト利用者から「新築の旅館として予約したのに違う！」と言われ、客の勘違いであったのに当日キャンセル料も払わずキャンセルされた、ということも聞く。 旅館業法は宿泊拒否の対象拡大 旅館でのいわゆるカスタマーハラスメント（カスハラ＝顧客による迷惑行為）対策として旅館業法が改正、2023年12月13日に施行された。 これまで旅館業法では、公衆衛生や旅行者の利便性確保のために、旅館側の顧客選択の自由を制限して原則宿