JR東日本の15日のダイヤ改正で新青森―仙台・東京間の東北新幹線が全て「はやぶさ」に統一されることに伴い、2002年12月の東北新幹線八戸開業の〝象徴〟として、東京との大動脈をつないだ「はやて」の名は、14日で東京発着便から消える。八戸開業に尽力した関係者や利用者からは「愛着があったので寂しい」と惜しむ声が聞かれる。 JR青森支店によると、名称の統一は東京発着便が「はやぶさ」の基準である最高速度300キロ以上での運転と、E5系車両の二つを満たすため。ダイヤ改正後は全ての「はやぶさ」が最速320キロ運転となる。 13年3月のダイヤ改正では、八戸開業時から「はやて」の車両として使われてきたE2系が、全てE5系に切り替わっている。 【写真説明】 電光掲示板に記された「はやて」の文字。14日で仙台・東京発着の列車から「はやて」の名称がなくなる=13日、JR八戸駅