ラストランを終え、大勢の鉄道ファンらの出迎えを受けながらJR熊本駅に入構するSL人吉=23日午後5時45分ごろ、熊本市西区(石本智) JR九州の観光列車「SL人吉」が23日、熊本-博多間を特別運行し、最後の営業運転を終えた。国産で初めて量産された蒸気機関車8620形(通称・ハチロク)「58654号機」で、製造から101年の長きにわたり、輸送と観光の双方で活躍してきた。 1922年製のハチロクのうち、SL人吉は営業運転する国内最古の蒸気機関車。県内では「SLあそBOY」としても親しまれ、2009年からはSL人吉として肥薩線(熊本-人吉間)を走った。20年7月の熊本豪雨後は、鹿児島線で運行を続けていた。 ラストランのこの日は、上りをディーゼル機関車がけん引して博多駅へ。記念出発式後の下りは、ハチロクが黒煙を上げながら熊本駅へと向かった。午後5時45分ごろ、汽笛の音とともに蒸気機関車がホームに姿
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