長い階段を下った地下深くに駅のホームがあることで有名な上越線土合駅(群馬県みなかみ町)。その駅舎内外を活用した無人駅グランピング施設「DOAI VILLAGE」が2020年11月14日に開業した。開業前から年内の予約がほぼすべて埋まるなど滑り出しは好調だ。 群馬県水上温泉の近くに「日本一のモグラ駅」として知られる駅があるのをご存じだろうか? 群馬県高崎市の高崎駅から新潟県長岡市の宮内駅までを結ぶJR東日本上越線の無人駅、土合(どあい)駅のことだ。 同駅の愛称はその独特な構造に由来する。上り線のホームは地上にあるものの、下り線のホームは脇を流れる湯檜曽川を越え、標高差にして70メートル、486段もの階段を下った地下深くにあるのだ。 上越線の開通から複線化にともなう歴史の中で、下り線は新清水トンネル、上り線は清水トンネルと、別々のルートを通ることになったことがその原因。土合駅の開業は1936年
![無人駅は宝の山 「日本一のモグラ駅」のグランピング施設が好調](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1103c12a7487c78d81c01fa42c7580806feac45e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtrend.nikkei.com%2Fatcl%2Fcontents%2Fcasestudy%2F00012%2F00492%2F01_m.jpg)