釜石・大船渡・石巻・相馬で 津波第1波時刻「不明」に 津波第1波観測時刻が速報値で地震発生の1分前とされ、後に「不明」と変わった釜石検潮所=4日、釜石市 東日本大震災による津波の第1波観測時刻が、気象庁などの釜石、大船渡、石巻、相馬の四つの検潮所で、「不明」のままになっている。地震直後に全国的に発生した潮位変動と津波第1波との判別が難しいためだ。気象庁は4月上旬、4検潮所の観測時刻の速報値を撤回、今後も特定の見通しは立たないとしている。 ◎気象庁、速報値を撤回/潮位変動と区別できず 4検潮所の第1波観測時刻の速報値は、釜石が地震発生1分前の3月11日午後2時45分、大船渡と石巻がともに同46分、相馬は同55分だった。 しかし、気象庁は4月8日、4カ所の速報値を取り消し、第1波観測時刻を3月11日午後2時台として、何分かは「不明」と発表した。 気象庁は「あらためて波形図を精査した結果、