ギターの音は木材選びで決まる アコースティックギターの音を構成する要素は、無数にあります。 ボディの大きさや形状、ブレイシングの方式、組み込みの精度、弦の太さや種類、etc. ただ、最も大きな影響を及ぼすのが、使用する木材であることを疑う人は少ないでしょう。 ピックアップやエフェクターによる「後加工」を前提にしたエレキギターと異なり、アコースティックギターは生音が全てと言っても過言ではありません。 そしてその木材から発せられた音色を本質から変えることは、ほぼできないのです。 例えば、中音域が強く柔らかい音の木材で、エッジの立ったストロークプレイを聞かせるのは困難であり、ギターのポテンシャルを半減させている、とも言えるでしょう。 木材の特徴をしっかりつかんで、自分のプレイスタイルにフィットしたギターを選べるように、今回はアコースティックギターに使われる主な木材と、その特徴を紹介していきます。