あなたは東京、と言われておいしいコーヒーを思い浮かべるだろうか。かつて、コーヒー好きにとっては不毛の地と思えたこの街に、2010年頃からいわゆる「サードウェーブコーヒーブーム」が巻き起こっている。サード ウェーブ とは、スターバックスなどに代表される、大規模コーヒーチェーンに対するアンチテーゼとして生まれたムーブメントで、特徴としては、一杯一杯丁寧に入れられること、豆の産地に徹底的にこだわっていることなどが挙げられる。この数年で数多くのコーヒー専門店が生まれ、コーヒーを入れるのは職人技である、という認識がみるみる広まった。シングルオリジンのコーヒー豆が入手しやすくなり、小規模なロースターもあちこちで見かけるようになり、先端技術を使ったエスプレッソマシンを操れるカフェのオーナーも増えてきた。一方でサード ウェーブなんて名前がつくとっくの昔から、頑なにこだわりの一杯を提供してきた老舗喫茶店も東
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