米ゼネラル・モーターズ(GM)傘下で自動運転タクシーを展開するGMクルーズホールディングス(クルーズ)に対し、米国の交通当局がその安全性に疑問符を付け、サービス停止命令を出した。同社はホンダと提携し、2026年に日本でのサービス提供を目指すと発表したばかり。クルーズは信頼を取り戻せるか。記者はサンフランシスコで道を歩く市民30人に、自動運転の安全性に関する意識を聞き取った。 交通当局の発表を織り込んだ上での発言だったのかもしれない。「我々は常に安全性を最優先している。自動運転は人間の運転よりも安全で、自動運転の技術を高めていく」。10月24日、GMのメアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)は米株式市場が開く直前に行った23年7~9月期決算会見で、クルーズの安全性を訴える発言を繰り返した。 決算会見の終了からわずか数時間だった。米カリフォルニア州の車両管理局(DMV)はクルーズに対し、同州内
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