うちの大学のキャンパスにはウサギがごろごろいる。あっちにころん、こっちにころん、という感じで偏在している。可愛くてたまらない。癒さられられるれる。俺様はめろめろであられる。 だが奴らは野生動物のくせに動きが愚鈍。しげみで呑気にころころしていて、簡単に捕食できそう。一度試しに3メートルくらい離れた場所から突然全力疾走してウサギを追ってみたが、簡単に追いついた。モリとかヤリとか持ってたら確実に仕留めていたのに、ちっ。 鈍重なホモサピエンスにさえ簡単に捕獲されるウサギ。当然自然界で生き抜くのは至難の業。そのため生殖能力が極端に発達している。食われちゃう分たくさん作ろう、というシンプルかつ合理的な発想だ。実際イギリスではウサギは繁栄のシンボルであり、好色な動物として知られている。 以下、ウサギの驚くべき生殖の実態について書く。 1. ウサギの生理について ウサギのメスは人間の女性と違い、周期的に生