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ブックマーク / news.mynavi.jp (98)

  • 「アクシオン」がダークマターによって運動を始めるとする説を東北大が発表

    東北大学は10月29日、超弦理論(超ひも理論)によって予言されている素粒子「アクシオン」がダークマターのエネルギーによって質量を得ることで運動を開始する機構を提唱し、結果として宇宙マイクロ波背景放射の偏光面が回転するという説を発表した。 同成果は、東北大 大学院理学研究科の中川翔太大学院生、同・高橋史宜教授、東北大 学際科学フロンティア研究所の山田將樹助教らの研究チームによるもの。詳細は、米国物理学専門誌「Physical Review Letters」に掲載された。 宇宙最古の光である宇宙マイクロ波背景放射は、ビッグバンから約38万年後に起きた“宇宙の晴れ上がり”の瞬間に放たれた光とされている。欧州宇宙機関(ESA)が2009年に打ち上げたプランク衛星による宇宙マイクロ波背景放射の偏光データ解析の結果、2020年11月に偏光面が回転している兆候があるという標準宇宙論では説明のできない発見

    「アクシオン」がダークマターによって運動を始めるとする説を東北大が発表
  • 史上最短! ソユーズ宇宙船がわずか3時間でISSに到達できた秘密とは?

    ロシア国営宇宙企業「ロスコスモス」は、2020年10月14日、3人の宇宙飛行士を乗せた有人宇宙船「ソユーズMS-17」を打ち上げた。 宇宙船はその3時間3分後、国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングに成功。従来、ソユーズの打ち上げからISSへのドッキングまでは最短でも6時間かかっていたが、超高速ランデヴーを採用したことで、史上最短記録を樹立した。 その背景には、ソユーズ宇宙船の最新型である「ソユーズMS」に導入された、数々の改良による進化が活きている。 ソユーズMS-17を搭載したソユーズ2.1aロケットの打ち上げ。このあと、史上最短となる約3時間で国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングした (C) Roskosmos ソユーズMS-17の超高速ランデヴー ソユーズMS-17を搭載したソユーズ2.1aロケットは、日時間10月14日14時45分(現地時間11時45分)、カザフスタ

    史上最短! ソユーズ宇宙船がわずか3時間でISSに到達できた秘密とは?
  • 『シン・エヴァ』のリモート制作を支えたシステム&ツール - カラーが考える「アニメのデジタル化」

    2021年3月8日から公開された『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(以下、シン・エヴァ)。作は新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言のもと、その終盤においてはリモート環境で制作が行われた。しかし、公開の迫るアニメ映画をリモートで完成させるのは並大抵のことではない。 講演「スタジオカラーのこれからのシステムづくり(仮)」の内容をお届けする。タイトルの(仮)は、登壇者のカラー・鈴木慎之介氏が立ち上げに携わった「ニコニコ動画」のβ版以前の初期名称に由来している 制作環境を構築するため、制作会社であるカラーは、大規模なシステムの強化やインフラの整備を実施。この制作環境構築プロジェクトで主導的な役割を果たしたのが、カラー 執行役員 技術管理統括の鈴木慎之介氏だ。 3月13日、アニメ制作におけるデジタル作画、関連技術をテーマとしたフォーラム「アニメーション・クリエイティブ・テクノロジー・フォー

    『シン・エヴァ』のリモート制作を支えたシステム&ツール - カラーが考える「アニメのデジタル化」
  • 米国、宇宙探査に原子力を本格活用、原子炉発電と原子力ロケットを開発へ

    米国のドナルド・トランプ大統領は2020年12月16日、宇宙における原子力の活用を促進することを定めた国家戦略「宇宙政策指令第6号(SPD-6:Space Policy Directive-6)」を発表した。 将来の有人月・火星探査での活用を見据えたもので、これまでも宇宙探査の分野で使われてきた放射性同位体を使った発電システムを高度化するとともに、新たに原子炉を使った発電や原子力ロケットも実用化するという。 原子力ロケットで飛ぶ有人火星探査船の想像図。太陽電池がなく、その代わりに原子炉から出る熱を処理するための大きなラジエーター・パネルを装備しているところが目を引く (C) NASA 宇宙における原子力 米国の宇宙における原子力利用の歴史は古く、その開発は1950年代から始まり、1961年には早くも、世界初の原子力を使った衛星を打ち上げている。その後も火星探査車「キュリオシティ」や土星探査

    米国、宇宙探査に原子力を本格活用、原子炉発電と原子力ロケットを開発へ
  • 地球外知的生命体探査(SETI)は新たな段階へ! 「SETI@home」の現状と今後

    地球外知的生命体探査(SETI)プロジェクト「SETI@home」の運用チームは2020年12月24日、SETI@homeの現状や今後の計画、展望について発表した。 約20年間にわたって行われてきた、地球外知的生命体からの信号を探す解析作業は、現在その最終段階に入り、有意な信号を識別するためのシステムの開発が進行中。さらに、中国が保有する世界最大の電波望遠鏡や、まったく新しい観測装置を使った、新しいSETIプロジェクトも始める予定だという。 SETI@homeで解析中の画面 (C) SETI@home/University of California SETI@home SETI@homeは、電波望遠鏡が集めた宇宙の観測データの中から、地球外知的生命体からの信号がないかどうかを探すプロジェクトで、カリフォルニア大学バークレー校が中心となって運営している。SETIとは「Search for

    地球外知的生命体探査(SETI)は新たな段階へ! 「SETI@home」の現状と今後
  • 宇宙人からの信号か? プロキシマ・ケンタウリから謎の電波が到来

    地球外生命体を探索しているブレイクスルー・リッスンとSETI研究所は2020年12月19日、太陽系に最も近い恒星である「プロキシマ・ケンタウリ」の方向から、謎の電波を検出したと発表した。 宇宙人からの信号と確認されたわけではないが、自然では考えにくい周波数であること、またプロキシマ・ケンタウリには液体の水をもつ系外惑星が存在する可能性があることなどから、科学者たちは注意深く分析を続けている。 今回の電波を受信した、オーストラリアにあるパークス天文台にある64m電波望遠鏡 (C) CSIRO プロキシマ・ケンタウリから届いた奇妙な電波「BLC1」とは? SETI研究所によると、この信号は2019年4月と5月に、オーストラリアにあるパークス天文台にある64m電波望遠鏡で受信したものだという。 このときパークス天文台では、太陽系から約4.2光年の距離にある、赤色矮星「プロキシマ・ケンタウリ」から

    宇宙人からの信号か? プロキシマ・ケンタウリから謎の電波が到来
  • 世界初の宇宙遊泳は危機一髪ではなかった? - 新資料から判明

    人類が初めてその身ひとつで宇宙の大海原に飛び込んだのは、いまから55年前の1965年3月18日のことだった。この日、ソビエト連邦のアレクセイ・アルヒポヴィチ・レオーノフ宇宙飛行士は、「ボスホート2」宇宙船から宇宙へ飛び出し、人類初の船外活動(宇宙遊泳)に成功した。 このとき、彼の身にいくつもの困難が降りかかり、命からがら、危機一髪の出来事であったと長らく語られてきた。しかし、近年公開された資料からは、それらがやや誇張されたものであることがわかってきた。 1965年3月18日、世界初の船外活動(宇宙遊泳)に挑んだアレクセイ・レオーノフ氏 (C) Roskosmos アレクセイ・レオーノフ レオーノフ氏は1934年5月30日、ソ連のシベリアにあるバイカル湖近くの小さな街リストヴァンカで生まれた。子どものころから手先が器用で、スペアパーツを組み合わせて一台の立派な自転車を造り上げたこともあったと

    世界初の宇宙遊泳は危機一髪ではなかった? - 新資料から判明
    Ditty
    Ditty 2020/12/11
  • 銀河系に3億もの居住可能な惑星が存在か - 「ドレイク方程式」の解に一歩

    米国航空宇宙局(NASA)やSETI研究所などの研究チームは2020年10月29日、宇宙望遠鏡「ケプラー」の観測データから、銀河系(天の川銀河)にある太陽と似た恒星の約半数に、表面に液体の水をもった岩石惑星が存在する可能性があるという研究成果を発表した。 この推定が正しければ、銀河系には3億ものハビタブル(生命が居住可能)な系外惑星が存在する可能性があり、そのうちのいくつかは、太陽から30光年以内という比較的近い距離にある可能性もあるという。 研究成果をまとめた論文は論文誌「The Astronomical Journal」に掲載された。 地球から見てはくちょう座の方向に約1400光年離れた位置にあるG型主系列星、ケプラー452を公転している系外惑星「ケプラー452b」の想像図。太陽に似た恒星のハビタブル・ゾーンにある、地球に近いサイズの系外惑星と考えられている (C) NASA Ames

    銀河系に3億もの居住可能な惑星が存在か - 「ドレイク方程式」の解に一歩
  • 宇宙エレベーター実現に向け、宇宙でカーボンナノチューブ実験 - 大林組ら

    建設大手の大林組は2020年6月11日、宇宙エレベーターのケーブルに使うことを目指した、カーボンナノチューブ(CNT)の2回目の宇宙実験について発表した。 国際宇宙ステーション(ISS)を利用して行うもので、2015年から行った実験に続く2回目。改良を加えた試験体を用いて、宇宙での損傷度合いなどを確かめる。同社は2012年、2050年に宇宙エレベーターを完成させることを目指した構想を発表しており、この実験はその実現に向けた大きな一歩となる。 大林組が構想する、宇宙エレベーターの想像図 (C) 大林組 宇宙エレベーター 宇宙エレベーター(Space Elevator)とは、惑星と宇宙をつなぐエレベーターのこと。惑星の赤道と静止軌道をケーブルで結び、そこに「クライマー」と呼ばれる昇降機(リニアモーターカーなど)を走らせることで、ロケットよりも安全かつ安価に、宇宙へ人や物資を輸送できる手段として

    宇宙エレベーター実現に向け、宇宙でカーボンナノチューブ実験 - 大林組ら
  • ついに打ち上げ! スペースXの宇宙インターネット「スターリンク」

    米宇宙企業スペースXは2019年5月24日、宇宙インターネット「スターリンク(Starlink)」を構成する、最初の衛星60機の打ち上げに成功した。 同社は今後も打ち上げを重ね、約1万2000機もの衛星を地球を覆うように配備し、全世界にブロードバンド・インターネットを提供することを目指す。 さらに、同じ目的に向けて、他社の動きも加速している。 スターリンクを構成する衛星群の想像図 (C) SpaceX スターリンクとは? スターリンク(Starlink)はスペースXの宇宙インターネット計画で、地球の低軌道に大量の小型衛星を打ち上げ、地球を覆うように配備し、地上と衛星、そして衛星と衛星間で高速通信を行うことで、全世界にブロードバンド・インターネットを提供することを目指している。 配備する衛星の数は最終的に約1万2000機にもなる予定で、これは「スプートニク」以来、これまで人類が打ち上げてきた

    ついに打ち上げ! スペースXの宇宙インターネット「スターリンク」
    Ditty
    Ditty 2019/06/24
  • 吹き出す粒子、険しい地形 - NASA探査機が観た小惑星「ベンヌ」の姿

    米国航空宇宙局(NASA)は2019年3月20日、小惑星探査機「オサイリス・レックス(オシリス・レックス)」の観測により、小惑星「ベンヌ」の表面から小石や岩などの粒子が噴出していることを発見したと発表した。 また、地形が予想以上に険しいことも判明。探査機の着陸や、石や砂などのサンプルを採取する計画は、予想外の困難に直面した。 オサイリス・レックスの想像図 (C) NASA ベンヌの地表から吹き出す粒子 オサイリス・レックス(OSIRIS-REx)は、NASAの小惑星探査機で、小惑星「ベンヌ(Bennu)」を訪れ、周囲を回りながら探査するとともに、地表に着陸し、石や砂などのサンプルを回収して地球に持ち帰る「サンプル・リターン」を行うことを目指している。これにより、太陽系の起源や、地球の水と有機分子の起源、そして小惑星の資源や、小惑星の地球衝突に対する備えなどについて理解を深めることができると

    吹き出す粒子、険しい地形 - NASA探査機が観た小惑星「ベンヌ」の姿
  • 巨大飛行機の「ストラトローンチ」、ロケットの開発計画を中止

    巨大飛行機からのロケット発射を目指している米国企業「ストラトローンチ・システムズ」が、新型ロケットの開発計画を中止したことがわかった。Aviation WeekやGeekWireなどが伝えた。 同社はマイクロソフトの共同創業者のひとり、ポール・アレン氏らによって設立された企業。しかし、2018年10月に同氏が亡くなったことから、その動向が注目されていた。 ただ同社によると、飛行機の開発や試験、他社製の「ペガサス」ロケットを購入して発射する計画は継続するという。 ストラトローンチの巨大飛行機と、そこから発射されるロケットたち。今回、下に並ぶロケットのうち、右側3つの機体が開発中止となった (C) Stratolaunch Systems ストラトローンチ・システムズ ストラトローンチ・システムズ(Stratolaunch Systems)は、マイクロソフトの共同創業者のひとりとして知られる、

    巨大飛行機の「ストラトローンチ」、ロケットの開発計画を中止
  • まさに奇々怪々 - ソユーズ宇宙船にあいた「謎の孔」の正体とは?

    事実は小説より奇なりとはいうが、はたして「いつの間にか宇宙船にドリルの孔があいていた」などという奇怪な出来事が実際に起こることを、いったい誰が予想できただろうか。 2018年8月29日、国際宇宙ステーション(ISS)のどこかから空気が漏れ、圧力が下がっていることが判明。滞在中の宇宙飛行士が調査したところ、ISSにドッキングしていた「ソユーズMS-09」宇宙船に小さな孔があいており、そこから空気が宇宙へ漏れていることがわかった。 この孔は直径約2mmと小さく、補修も簡単だったため大事には至らなかった。しかし、その後の調査で、地上での製造、あるいは組み立て中にあけられたものであることがほぼ判明。ロシアの宇宙産業の弱体化を示し、その信頼性を揺るがす事態となっている。 ソユーズMS-09宇宙船の壁面にあいた孔(指先に見える小さな孔) (C) NASA ソユーズMS-09からの空気漏れ 米国航空宇宙

    まさに奇々怪々 - ソユーズ宇宙船にあいた「謎の孔」の正体とは?
    Ditty
    Ditty 2019/01/31
  • 鉄道トリビア(229) 電車に電気を届ける架線が進化し続けている

    電車は架線からパンタグラフを使って電気を取り入れ、モーターを回して走る。技術の進歩によって電車は高性能になり、線路も木製マクラギからコンクリート製、樹脂製へと進化している。そして架線も進化している。たまには空を見上げてみよう。気分がイイぞ……じゃなくて、架線にもいろいろな種類があるのだ。 電車の絵を簡単に描くと、四角い車体の下に車輪を加え、レール代わりの直線をサッと引く。これが線路だ。屋根には菱型のパンタグラフを描き、その上にまた直線を引く。こちらの直線は、実際の鉄道では「架線」と呼ばれている。私たちは普段、「カセン」と呼んでいるけれど、鉄道の保線係の人々は「ガセン」と呼ぶらしい。「河川」と間違えないように配慮しているそうだ。 最近の電車を知っている人なら、パンタグラフは菱形ではなく、「く」の形で描くだろう。パンタグラフは進化している。車両も進化している。線路も砂利を敷いた線路からコンクリ

    鉄道トリビア(229) 電車に電気を届ける架線が進化し続けている
  • ロシア無人補給船、史上最速でISSに到着 - 打ち上げから約4時間で | マイナビニュース

    ロシア国営の宇宙企業ロスコスモスは2018年7月10日、国際宇宙ステーション(ISS)に補給する物資を搭載した「プログレスMS-09」補給船を打ち上げた。 補給船はその後、3時間40分でISSにドッキング。従来、プログレスは打ち上げからドッキングまで約6時間かかっていたが、それを大幅に短縮する史上最短記録を樹立した。 この技術を有人のソユーズ宇宙船の打ち上げにも取り入れることで、宇宙飛行士の負担が大きく軽減できると期待されている。 プログレスMS-09を載せた「ソユーズ2.1a」ロケットの打ち上げ (C) Roskosmos プログレスMS-09 プログレスMS-09を載せた「ソユーズ2.1a」ロケットは、日時間10日6時51分(バイコヌール時間3時51分)、カザフスタン共和国にあるバイコヌール宇宙基地の第31発射台から離昇した。 ロケットは順調に飛行し、約9分後にプログレスMS-09を

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    Ditty
    Ditty 2018/07/24
  • はやぶさ2の管制室がプレスに公開、8回目の軌道制御が無事完了!

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月24日、小惑星探査機「はやぶさ2」の管制室を報道向けに公開した。同探査機は現在、小惑星リュウグウへの接近運用を続けているところで、この日にはちょうど、8回目の軌道制御(TCM08)が実施された。TCM08後の相対速度は秒速8cm、小惑星までの距離は約38km。到着まで、残りのTCMはいよいよあと2回だ。 小惑星探査機「はやぶさ2」の管制室 管制室が置かれているJAXA相模原キャンパス 管制室を横方向から。こちらの方が広さは分かりやすい 津田雄一・はやぶさ2プロジェクトマネージャ(中央) TCM08の噴射は9時35分頃より2回に分けて実施。1回目はZ軸方向、2回目はY軸方向の制御が行われた。TCMは通常、このようにXYZの方向ごとに行うとのことだが、結果を見てからさらに補正噴射を行う場合もあり、多ければ4~5回実施したこともあるそうだ。 噴射のためのコマ

    はやぶさ2の管制室がプレスに公開、8回目の軌道制御が無事完了!
  • ロシア、再使用ロケットを開発へ - ソ連時代に生まれた技術が復活

    かつて、スペースシャトルの失敗――当初計画されていたほどにはコストが安くならなかったことから、一時は廃れたロケットの再使用化。しかし近年、スペースXが新たな再使用ロケットを生み出し、それが実際に低コスト化につながることがわかるやいなや、米国の他の企業をはじめ、欧州や日中国でも、ふたたび再使用ロケットの研究・開発が始まった。 そして、ロシアもその波に乗ることになった。ロシアの軍事技術の研究機関である「FPI(Russian Foundation for Advanced Research Projects)」は2018年6月4日、国営宇宙企業ロスコスモスなどと共同で進めていた、小型の再使用ロケットの予備設計が完了したと発表。2022年の初打ち上げを目指し、開発を進めるという。 このロシアの再使用ロケットは、スペースXなど他のロケットとは異なる仕組みを採用し、さらにそのルーツは1980年代

    ロシア、再使用ロケットを開発へ - ソ連時代に生まれた技術が復活
  • MOMO2号機現地取材 - 不具合原因はレギュレータまわりの設計ミス、30日の再打ち上げへ

    既報のように、インターステラテクノロジズ(IST)は4月29日、予定していた観測ロケット「MOMO2号機」の打ち上げを再度延期した。原因は機体側の不具合。改修後、翌日以降の打ち上げを目指すが、今回の実験の予備日は5月5日までとなっており、この日までには打ち上げる必要がある。 延期を発表し、プレスに囲まれるIST技術説明要員の野田篤司氏(中央:業は宇宙機エンジニア)と広報担当の笹祐一氏(左隣:業はSF作家) 同社は5:00~8:00の打ち上げを目指し、前日から準備作業を進めてきたが、機体搭載の空圧バルブを駆動するための窒素ガスの圧力が異常値を示したため、朝の打ち上げを中止。昼以降のウィンドウでの打ち上げを目指し、原因を調べていたものの、調査に時間がかかる見通しとなり、7時半過ぎに、翌日以降への延期を発表した。 有料見学会場「SKY HILLS」からの眺め。今日は大勢の人が来場し、楽しん

    MOMO2号機現地取材 - 不具合原因はレギュレータまわりの設計ミス、30日の再打ち上げへ
  • 太陽風で小惑星帯を旅する超小型探査機の艦隊-フィンランドが研究

    火星と木星の間に広がる小惑星帯(アステロイド・ベルト)。そこには数百万個もの小惑星が存在するといわれているが、これまでに探査機が訪れたのは、そのうちのわずか10個程度と、その姿を真に理解するには至っていない。 そこで、フィンランド気象研究所(FMI)やヘルシンキ大学などは共同で、300個もの小惑星を一網打尽に探査することを目指し、太陽風を利用して飛ぶ、超小型探査機の研究を進めている。 「小惑星を旅する超小型衛星の艦隊」(Asteroid Touring Nanosat Fleet)の想像図 (C) FMI 小惑星を旅する超小型探査機の艦隊 この計画を率いるフィンランド気象研究所のPekka Janhunen博士は、「小惑星はとても多様ですが、これまで近距離から観測できた例はごくわずかです。その多様性を深く理解するためには、より多くの小惑星を近くから観測する必要があります。それを手頃に実現す

    太陽風で小惑星帯を旅する超小型探査機の艦隊-フィンランドが研究
  • 東大、全ゲノム解読からオス・メスの起源を解明

    東京大学(東大)は、次世代シーケンスを用いた4生物の全ゲノム解読でボルボックスのオスとメスが誕生した直前と直後に相当する生物の性染色体領域の全貌を明らかし、オス特異的遺伝子「OTOKOGI」をもつ極小の領域「OSU」を発見したと発表した。同成果により、「OTOKOGI」の進化が最初のオスを生み出す原因であった可能性が示唆されたという。 同成果は、東京大学 大学院理学系研究科生物科学専攻の浜地貴志 元特任研究員(現:京都大学 理学研究科植物分子遺伝学研究室 特定研究員)、豊岡博子 特任研究員、野崎久義 准教授、および国立遺伝学研究所の豊田敦 特任教授らの研究グループによるもの。詳細は、ネイチャー・リサーチのオープンアクセス誌「Communications Biology」に掲載された。 生物学において、どのようにして最初のオスとメスが誕生したかは謎に包まれていた。 オスとメスは「同型配偶」と

    東大、全ゲノム解読からオス・メスの起源を解明
    Ditty
    Ditty 2018/03/13