自民党総裁選に立候補した9人。選択的夫婦別姓の導入の是非が争点の一つになっている=東京都千代田区の同党本部で2024年9月13日(代表撮影) 選択的夫婦別姓制度の導入を求めている一般社団法人「あすには」(東京都)は、自民党総裁選の立候補者を対象にしたアンケートの回答を公表した。候補者9人のうち回答したのは5人。このうち明確な賛成は2人、反対は1人で、2人が賛成寄りの考えを述べつつ立場を明確にしなかった。 設問は5問で、制度導入への賛否や当事者の声を聞く機会を設けるかどうか、国会での議論の必要性などについて選択式で尋ねた。 「総裁になったら、選択的夫婦別姓の法制化を進めるか」という質問に対し、小泉進次郎氏と河野太郎氏が「進める」と回答。高市早苗氏が「進めない」と答えた。上川陽子氏と石破茂氏は選択肢を選ばなかった。 選択の理由について、小泉氏は「多様な価値観、生き方が広がっている中、苦しむ人た