_ [労働][韓国]非正規労働先進国の現状韓国では、全就業者にしめる、契約社員やパート・臨時雇などの非正規労働者の数が、すでに 50% を超えているそうだ。日本では 30% 台。この数字を見ただけで、格差社会、ワーキングプアという問題で、韓国の状況を注視する必要があると感じられる。 政府も手をこまねいたいたわけではなく、2007年7月から「非正規労働者保護関連法」が施行された。その主な内容は、下記の通り。 非正規労働者に対する合理的理由のない差別処遇の原則禁止 2007年7月1日を起算日に雇用期間が2年を超える非正規労働者の正規労働者化 2年以上使用した派遣労働者を直接雇用への切替えの義務付け等 「禁止」「義務」と強い内容だ。日本のパート労働法より、ずっと進んでいる、すばらしい! というわけでは全くなく、韓国の労働側や野党はこの法案に反対だった。 要するに「雇い止め」を防止する規定がなにも