シベリア抑留者補償問題と日本人の愛国心の関係 6月25日のNHKクローズアップ現代では「抑留者補償 会議の詳細が判明」と題して、戦後、シベリアなどに抑留され強制労働をさせられた人に政府が「特別給付金」を支払うことを柱とした法案が今の国会で審議されていること、政府は、これまで抑留者に「補償」を行ってこなかたが、こうした戦後処理の方針を形づくった会議の詳しい内容がNHKの取材で、このほど初めて明らかになったという内容である。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。 1.この会議は、昭和57年、シベリアでの抑留者ら戦争で被害を受けた人たちの要望で設けられた政府の「戦後処理問題懇談会」で、財界の有力者や学識経験者など有識者7人がメンバーだった。NHKが入手した政府の内部文書によると、この会議の進行役となる、総理府など5つの省庁の官僚は、事前に準備会合を開いている。補償を始めとする戦後処理は、開け