金は出さないが口を出す国は? 優れた工業製品を生み出す日本、当然医療機器もそうだろうと数多くの一般の方が思っています。 けれども現実はそうではありません。 日本の医療機器の市場規模は世界のおよそ10%の約2兆円です。医療機器はMRI・CTなどの検査系とペースメーカーなどの治療系でなりたっています。検査系の国内シェアは国産が優位に立っていますが、治療系はその約9割が輸入品でまかなわれているのが現状です。 ではなんで技術立国日本で医療機器産業がのびないのでしょう? その疑問に答える形で、今日のCareNetに日本の医療機器産業の競争力を問うという化学工業日報社の記事が出ました。 米国医療機器・IVD工業会(AMDD)はこのほど、「日本の医療機器産業の競争力を問う」と題したメディアレクチャーを開催した。モノ作り大国とされる日本で、なぜ医療分野でのイノベーションが起きないのか。プライスウォーターハ