アルコール飲料は、飲み物であるにもかかわらず体から水分を失わせる作用があるのはご存知だろう。それでもどうしても暑い日はキンキンに冷えたビールでカラカラの喉を潤したい!!というビール好きに朗報だ。オーストラリアの研究者らが、水分補給ができるビールを開発したのだ。 豪グリフィス大学の研究チームが生み出したのは、ビールにスポーツドリンクの成分として知られる電解質を加えた飲み物。通常のビールよりはアルコール分が少ないというが、味に目立った変化はないそう。なお、実験では市販のビールなど4種類にこの電解質を加えてみたところ、ライトビールがもっとも体の水分吸収に長けていたという。 アルコールを飲みながら水分補給をすることは、深酔い防止にも役立つ。電解質入りのビールが市販化されるまでにはもう少々時間がかかりそうだが、販売が決まれば、二日酔いを恐れずに思う存分飲むことができるようになりそうだ。