東南アジアのブルネイで男性どうしの性行為を石打ちによる死刑とするなどイスラム教に基づく厳格な刑法が施行されたことに対して、国際社会からは批判の声が上がり、ブルネイの会社との取り引きを中止する動きも出るなど波紋が広がっています。 5年前からイスラム教に基づく厳格な刑法の段階的な導入を進め、今月3日に全面施行しました。 この刑法では男性どうしの性行為や夫婦以外との不倫行為を石打ちなどによる死刑にするほか、窃盗犯には手や足を切断する刑罰が与えられるなどとされています。 これに対して国連のグテーレス事務総長は「人権は差別なくあらゆる人たちに認められるべきだ」というコメントを広報官を通じて発表するなど国際社会から批判の声が上がっています。 さらに、俳優のジョージ・クルーニーさんなど著名人がアメリカやヨーロッパにあるブルネイ資本のホテルの利用をやめるよう呼びかけているほか、一部の旅行会社がブルネイの航
昨年10月、マレーシアなどの艦船と南シナ海で演習する英軍艦船(中央)/Dan Rosenbaum/Royal Navy 香港(CNN) 英国のギャビン・ウィリアムソン国防相は6日までに、同国が欧州連合(EU)から離脱した後、アジアに新たな軍事基地の構築を検討していることを明らかにした。英紙「サンデー・テレグラフ」との会見で述べた。 「英国が国家として第2次世界大戦後に迎える最大の契機」とし、「もう一度、真の国際的なプレーヤーとなる節目。軍は大変重要な役目を担う」と強調した。 新基地の場所として「極東」の可能性に触れたが、同紙の取材に応じた国防筋はシンガポールとブルネイに言及。シンガポールは英国の元植民地で、ブルネイは元保護領。この歴史的経緯に根差し、一定規模の英国軍が今なお駐留する両国は中国など沿岸国・地域の主権争いが長引く南シナ海に臨んでいる。 同国防相は昨年6月、シンガポールでの安全保
就任まもない初外遊となった河野太郎外相が7日、会談した中国の王毅(ワンイー)外相から、アジア外交を重視する父・河野洋平元外相と比べ、「失望した」と評された。洋平氏の「アセット(資産)」を生かす難しさを、国際舞台でいきなり突きつけられた格好だ。 河野氏はフィリピンに着いた6日夜、「(父の人脈に)感謝し、アセットとして使わせていただきたい」と述べていた。それだけに、王氏が洋平氏を引き合いに出しつつ、河野氏の発言を批判したのは「奇手」といえる。 中国は南シナ海への進出を批判する日本を「当事国でない」と反発してきた。ただ、秋に共産党大会を控える中国指導部は対日関係が悪化することを望んでいない。習近平(シーチンピン)国家主席に近いとされる宋濤・共産党中央対外連絡部長を訪日させ、7日には与党幹部らと交流させるなどしている。 一方、王氏との会談以外では…
イスラムの穏健国家で、日本では移住希望先で8年間連続(2006年から2013年、財団法人ロングステイ財団)「世界一の人気国」で知られるマレーシア。 一方、国際社会では数日前に閉会した東南アジア諸国連合外相兼首脳会議開催中(クアラルンプール)にIS(イスラム国)の指令を得たマレーシア人12人が市内でテロ計画容疑で逮捕されるなど、ISのテロリスト中継地点と警戒され、最近では国の強権化を拡大する法改正が次々に断行され、国連が異例の非難声明を発表するなど欧米諸国の懸念を招き、「独裁国家への変貌」への脅威が高まっている。 2014年12月、クリスマス休暇でハワイを訪問中の米バラク・オバマ大統領がマレーシアのナジブ・ラザク首相とゴルフを楽しむ2人の“親密ぶり”がニューヨークタイムズ紙などで世界に報道された。 2014年4月、オバマ大統領は日本などアジア歴訪の中でマレーシアを訪問、在任中の米大統領として
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