北朝鮮国営の朝鮮中央通信は10日、李容浩(リ・ヨンホ)外相が7~9日にイランを公式訪問し、ロウハニ大統領と面談。ラリジャニ国会議長を表敬訪問し、ザリフ外相と会談を行ったと伝えた。 (参考記事:「北朝鮮のミサイルにイランの技術」イスラエルの専門家) 同通信によれば、「表敬訪問と会談で双方は、外交関係設定45周年になる今年を契機に、両国間の友好・協力関係を各分野にわたってさらに拡大し、発展させていく意志を表明した」という。 韓国の聯合ニュースがイラン大統領府の発表として伝えたところでは、ロウハニ氏は李容浩氏との会談で、米国がイラン核合意離脱に伴い対イラン制裁の一部を再発動したことに言及。「米国は現在、自らの義務と約束を守らず、信頼できない国と国際社会で認識されている。それは米政府が最近数年間に見せてきた言動のためだ」と強調とされるが、朝鮮中央通信はこうした内容に触れていない。
北朝鮮の国営メディアは、朝日新聞のソウル支局長を「御用保守論客」などと名指しで非難する論評を相次いで発表した。 朝日新聞は5月、経済改革の停滞へのもどかしさから、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が涙を流す映像が上映されたなどと報道していた。党機関紙の労働新聞は9日付の論評で、「日本の『朝日新聞』が、われわれの最高尊厳を冒涜(ぼうとく)し共和国の現実を悪辣(あくらつ)にこき下ろす謀略記事を掲載した」と主張。「許し難い犯罪行為の張本人」として、牧野愛博ソウル支局長の名前を挙げた。 論評はさらに、「牧野と『朝日新聞』の妄動は、『日本疎外』で不安になりいらだつ安倍一味のそそのかしの下で行われる敵対行為の一環」として、記事が安倍晋三政権の意向を受けているとの見解を披露。8日付の朝鮮中央通信の論評では「半島の民族的和解と情勢緩和の雰囲気を阻もうとする断末魔のあがき」とも表現した。 朝日新聞社
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が朝鮮戦争の休戦協定締結65周年にあたり、中部の平安南道檜倉郡(ピョンアンナムドフェチャングン)にある中国人民志願軍烈士陵園を訪れた。朝鮮中央通信が27日朝伝えた。正恩氏は、朝鮮戦争で戦死した毛沢東元国家主席の長男、毛岸英氏の墓に弔花を供えた。 正恩氏と中国の習近平(シーチンピン)国家主席は6月の首脳会談で、朝鮮戦争の休戦協定を平和協定に転換していく問題を協議した。正恩氏は戦死した中国兵の墓地を訪問することで、平和協定への転換の問題で中国の意向を重視している姿勢を強調する狙いがありそうだ。 正恩氏は視察の際、「赤い血で平和を成し遂げた中国同志の遺訓が我々の胸の中に残っている」と強調した。正恩氏は休戦60周年にあたる2013年7月にも同地を訪れた。 一方、北朝鮮メディアは、正恩氏が26日に北朝鮮側の死者をまつった祖国解放戦争(朝鮮戦争)参戦烈士墓を訪れたとも伝え
北朝鮮の労働新聞(電子版)は17日付で、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が北東部、咸鏡北道(ハムギョンブクト)の経済部門8カ所を視察した様子を報道した。成果が上がっていないダムやカバン工場の実態に正恩氏が激怒し、責任を追及するよう指示したと報じた。 北朝鮮メディアは2日の報道でも、正恩氏が平安北道の紡織工場などを視察した際に関係者を叱責(しっせき)したと伝えた。正恩氏は最近、経済を重視した新政策を強調しており、経済部門の担当者らの一層の奮起を促す狙いがあるとみられる。 17日付の労働新聞は通常の6ページを12ページに増やし、9ページにわたって正恩氏の視察の模様を伝えた。正恩氏は漁郎川発電所の建設現場で、「30年以上経っても工事が完了していない」と指摘。「なぜこうなるまで内閣が対策を立てなかったのか理解できない、言葉が出ない」と激怒した。 また清津のカバン工場の視察では、施設がみすぼ
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は4日、日本にある朝鮮学校の生徒が修学旅行で北朝鮮から持ち帰った土産品を税関で没収された問題を巡り、「不当きわまりない弾圧策動」であると非難する論評を配信した。 (参考記事:金正恩と大阪を結ぶ奇しき血脈) この問題は、神戸朝鮮高級学校の生徒62人が6月28日夜、北朝鮮訪問を終えて関西空港に到着した際、約半数の生徒が、北朝鮮の国旗などが描かれた化粧品や薬などの土産品を、税関により「経済制裁により禁止された輸入品」とみなされ、押収されたというもの。 論評は、「生徒たちが所持した物品は、日本政府が不当に加えている対朝鮮制裁項目にも該当しないもので、夜12時が過ぎるまで生徒たちを家にも帰られないように迫害し、強制的に奪うべき何の理由もない」と主張。 そのうえで「これがまさに、表では『対話』をうんぬんし、裏では『制裁・圧迫』を唱え、国際社会の面前では『人権擁護国』に振る舞い、
(CNN) 12日に予定される米朝首脳会談を前に、シリアのアサド大統領が北朝鮮を訪れ、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談するとの見通しが明らかになった。 北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)が3日に報じたが、会談の具体的な日程は示さなかった。シリアの国営メディアは今のところ、アサド氏訪朝の計画を伝えていない。 会談が北朝鮮の首都・平壌で行われた場合、アサド氏は世界の国家トップとして初めて同市内で正恩氏と会うことになる。 正恩氏は最近、南北軍事境界線で韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と会談したほか、中国の習近平(シーチンピン)国家主席の元を2回にわたって訪れ、先週は平壌市内でロシアのラブロフ外相と会うなど、活発な外交を展開している。 KCNAによると、アサド氏は正恩氏が朝鮮半島情勢にもたらしている「目覚ましい」進展を称賛し、同氏が「朝鮮統一を必ず実現させることを確信している」と語っ
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